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野菜の値段 なぜ高い 旬のお得な食材は? はくさい キャベツ レタス にんじん たまねぎなどの見通し 2024年4月

  • 2024年4月10日

新タマネギや春キャベツなども店頭に並び始めていますが、ことしは寒さや天候不良で生育が遅れていることなどから野菜の小売価格は高値で推移しています。この高値はいつまで続くのでしょうか。はくさい キャベツ レタス にんじん たまねぎなどの価格の見通しや、都内のスーパーで聞いた旬のお得な食材の情報などについてまとめました。

野菜が高い その理由は?

スーパーには春の野菜たくさん並んでいますが、最近の野菜の価格をどう感じているのか、都内のスーパーで訪れた人に聞いてみました。

 

おいしいキャベツがでてきてお値段はちょっと高いかもしれない。

 

ちょっとで済まないぐらい高くなっていますね。

キャベツは大きいサイズが少なく本来は流通しない小さいものが店頭に並びます。取材した4月9日に店頭に並んでいたのは半分のサイズでしたが、はくさいは4分の1カットのサイズが一時、238円まで値上がりしていたといいます。

スーパーによりますと、このところの天候不順により「産地リレー」がうまくいっていないためだということです。

「アキダイ」秋葉弘道社長
「冬のものは暖かいからどんどんでちゃう。それが終わったら、次の産地の春のものがでるのに3月、気温が低かった影響で空白ができてしまった」

はくさい平年の2倍以上(3月最終週の時点)

農林水産省は、小売価格の動向を迅速に把握するため、週1回、各都道府県につき10店舗で専門の調査員が訪問調査し、翌週に全国平均として公表しています。
それによりますと前回の調査までは対象になっていた「はくさい」は3月最終週の時点で平年の2倍以上の小売価格となっていました。

野菜小売価格 平年と比べると

さらに農林水産省が4月9日に公表した4月3日~5日の主要な野菜小売価格の全国平均は調査対象となっている8品目のうち7品目で平年より高くなっています。

特に、レタスが平年より58%、キャベツは平年より36%高くなっていて、この2つは前の週に比べても20%以上高い状態です。
また、ねぎ、トマト、にんじんも平年に比べて20%以上、たまねぎは平年に比べて18%高くなりました。

野菜の高値はいつまで

今後の見通しについて農林水産省によりますと、はくさい、キャベツ、レタス、にんじん、たまねぎの5品目は、寒さによる生育の遅れや天候不良などで出荷量が平年を下回る見込みで、4月前半は高値で推移する一方、4月後半には気温の上昇に伴って生育が回復し、平年並みの価格に落ち着くとしています。

お得な食材はタケノコ

こうした状況の中、今の時期が旬で、なおかつ、お買い得な食材は何か。スーパーで聞いたところタケノコだそうです。一時は2000円近くまで値上がりしていましたが、今は800円ほどになっているということです。

今後の価格の見通しについては次のように話しています。

「アキダイ」秋葉弘道社長
「先々週がピークで先週、今週と徐々に下がっているのは下がっている。まもなく値段が下がってきますので、今ちょっとしばらく辛抱、がんばってくださいという状況です」

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