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今永昇太 カブス デビュー戦好投で初勝利 鈴木誠也 3打数1安打で勝利に貢献

駒沢大学出身の今永投手 東京出身の鈴木選手 きょうのカブスは?
  • 2024年4月2日

駒沢大学出身で大リーグ、カブスの今永昇太投手は、ロッキーズ戦で移籍後、初先発を果たしました。今永投手は、9つの三振を奪う好投で6回を無失点に抑え、デビュー戦で初勝利をあげました。

また、東京都出身の鈴木誠也選手も3打数1安打の活躍でチームの勝利に貢献しました。
東京にゆかりがある2人の活躍をまとめています。

デビュー戦で好投 初勝利

メジャー初登板し、6回を2安打無失点で初勝利を挙げたカブス・今永投手

駒沢大学からプロ野球のDeNAに入団し、8年のキャリアを積み、念願の大リーグ、カブスに移籍した今永投手は1日、本拠地シカゴで行われたロッキーズ戦で初めて先発のマウンドに上がりました。

開始直後、大リーグでの1球目は148.7キロの力強い速球でストライクを取りました。

このあと先頭バッターをセンターフライに打ち取るとここからギアが上がった今永投手は、2回、変化球を低めに決めて2者連続三振。
4回は、伸びのある速球でここも2者連続の三振を奪いました。
5回まではヒットを1本も許しませんでした。
0対0で迎えた6回は、ツーアウトから連続ヒットを許し一塁二塁のピンチを招いたものの後続のバッターは149キロの速球で空振りの三振を奪い得点を許しませんでした。

ロッキーズ戦の6回、右前打を放つカブス・鈴木選手

☆鈴木誠也選手チャンス広げる活躍☆
そのウラ、味方の打線はノーアウト一塁から2番・指名打者で先発出場した鈴木誠也選手がライト前にヒットを打ってチャンスを広げるなどこの回、3点を先制し、今永投手に勝ち投手の権利がつきました。

☆今永投手 6回92球 被安打2本 毎回の奪三振9つ 無失点☆
今永投手は7回のマウンドには上がらず初登板は球数92球、打たれたヒットは2本、フォアボールはなく奪三振は毎回の9つで6回無失点の好投でした。

カブスは7回にも得点を加えて5対0で勝ち、今永投手は大リーグ初登板初勝利をあげました。

☆鈴木誠也選手 3打数1安打 フォアボール1☆
また、得点に絡んで勝利に貢献した鈴木選手はこの試合3打数1安打、フォアボールが1つでした。

“これから150試合以上ある 気を引き締めて過ごしたい”

ロッキーズ戦で力投するカブス・今永投手(スローシャッターで撮影)

大リーグデビューを初勝利で飾った今永投手は、「気持ちが力んでしまうことはなかった。今まで通りの朝を迎えた」と振り返り、「日本時代から僕の苦しい時も見てくれている方が、朝起きた時に『良かったね』と言ってくれるような結果を出したいと思っていた」と試合に臨んだ心境を明かしました。

そして、「フォアボールがゼロというのが自分に合格点をあげたいところだ。データなどを使って根拠を持って投げることをやりたいと思っていて、きょうはそのとおりにできそうな指のかかりなどがあった。やりたいことがマウンドでできたことに安心した」と自身のピッチングに手応えを感じている様子でした。

6回にピンチを背負いながらも三振で切り抜けた場面については「最後の力を振り絞った。とても甘い球で球威もそこまでよくなかったがカブスのファンの歓声がミットまでボールを押し込んでくれた」と話し、マウンド上での雄たけびについては「なんて言ったか覚えてないが、そのあとにたぶん『レッツゴー』と言ったので少しアメリカ人になってるかもしれない」と笑顔を見せていました。

そして、「もしこれを船出と例えるなら、まだ船からロープを外しただけだ。これから150試合以上あるのできょうはしっかり余韻に浸ってまた気を引き締めて過ごしたい」と長いシーズンを見据えていました。
 

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