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イトーヨーカ堂 東京・昭島市の「拝島店」など 首都圏の6店舗で閉鎖決定や検討を明らかに

  • 2024年3月12日

大手スーパーのイトーヨーカ堂。

構造改革の一環として、首都圏の6店舗で閉鎖を決めたり検討したりしていることを明らかにしました。具体的には、東京・昭島市の「拝島店」を来月(4月)下旬に、埼玉県川越市の「食品館川越店」を7月下旬に、それぞれ閉鎖する方針を決めました。

こうしたなか、利用者からは残念がる声が聞かれました。

首都圏の6つの店舗 「年内閉鎖の決定」や「検討」を明らかに

イトーヨーカ堂は去年2月までの1年間の決算が3年連続の最終赤字となるなど業績の不振が続き、店舗の大幅な削減を含めた構造改革を進めていて、すでに北海道と東北から撤退する方針を固めています。

こうした中、会社では首都圏の6つの店舗で年内の閉鎖を決めたり、検討したりしていることを明らかにしました。

具体的には、▼東京・昭島市の「拝島店」を来月(4月)下旬に、▼埼玉県川越市の「食品館川越店」を7月下旬に、それぞれ閉鎖する方針を決めました。

また、▽8月ごろに、▼埼玉県三郷市の「食品館新三郷店」と、▼横浜市の「綱島店」、▽9月ごろに▼千葉県習志野市の「津田沼店」、▽10月ごろに、▼千葉県柏市の「柏店」の4店舗について閉鎖する方向で検討を進めているとしています。

会社では、首都圏を中心に事業を集中させる方針ですが、首都圏でも収益性や成長性などを踏まえて店舗網を精査したとしていて、業績の改善に向け、引き続き全国で店舗の削減を進めていくということです。

利用者から残念がる声が

首都圏の6店舗で閉鎖を決めたり、検討したりしていることが明らかになる中、このうちの1つの千葉県柏市にある店舗の利用者からは残念がる声が聞かれました。

イトーヨーカ堂「柏店」は多くの通勤客などが利用するJR常磐線と東武野田線の柏駅近くにあり、ことし10月に閉鎖の方向で検討が進められています。

13日午後も、家族連れや仕事帰りなど、多くの買い物客の姿がみられました。

中学3年生の女の子
「小さい頃からよく行っていたお店なのでさみしいです」

40代の母親
「自分も子どもの頃からよく来ていたので、親しみがあります。駅周辺はデパートなど値段が高めの店が多いので、手ごろな価格帯の店が閉鎖してしまうのは残念です」

近くに住む70代の男性
「食料品や本などをよく買っています。家からも近くてとても便利なので閉鎖しないでほしいですが、会社の経営のことなので、仕方ない部分もあると思います」

30代の会社員の女性
「駅から近く夜遅くまで営業しているので、仕事帰りによく利用しています。地元にとってなくてはならない存在なので、ニュースで知ってとてもショックでした」

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