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多摩都市モノレール延伸 町田方面は? 町田市と多摩市はまちづくり構想案

  • 2024年1月12日

東大和市の上北台駅から多摩市の多摩センター駅を結んでいる多摩モノレールの町田方面への延伸について、町田市と多摩市は開業した場合のまちづくりの構想案を公表しました。東京都はこの構想などを踏まえ、事業化に向けた検討を始めるかどうか判断することにしています。構想の概要や延伸の動きなどをまとめました。

多摩都市モノレール 現在は多摩センター駅から上北台駅

多摩都市モノレールは1998年に開業した東京・多摩地域を走るモノレールです。現在は、多摩市の多摩センター駅と東大和市の上北台駅を結ぶ16キロの区間で運行されていて、運営は東京都や沿線の自治体が出資する第3セクターが担っています。

東大和市~瑞穂町の延伸 2030年代半ば開業目指す

多摩都市モノレールについて東京都は、さらなる交通アクセスの向上に向けて国や自治体と協議しながら3つの区間で延伸の可否を検討してきています。

そして都は2022年12月、このうち、東大和市から都内の区や市の中で、唯一、鉄道の駅がなかった武蔵村山市を通り瑞穂町までを結ぶおよそ7キロの区間の延伸について、2030年代半ばの開業を目指すことを明らかにしています。

多摩センター駅~町田駅の延伸

さらに多摩センター駅から町田方面への延伸については、橋脚整備などを担い運行会社と事業を一体的に行う東京都が、令和3年に多摩センター駅から鉄道の駅がない地域を通り、町田駅まで向かうおよそ16キロの区間をルート案として選定しています。

町田市と多摩市が開業した場合のまちづくり構想案

これを受け、沿線となる町田市と多摩市は開業した場合のまちづくりの構想案を2023年12月に公表しました。
この中では、バス利用が中心となっている主要な駅へのアクセスが改善され、地域の活性化につながるほか、町田駅周辺の再開発とも連動させ、にぎわいを創出できるなどとしています。

町田市と多摩市は構想案への市民の意見を1月19日まで募った上で、3月上旬にも最終的なまちづくり構想を策定する方針です。
東京都はこの構想などを踏まえ、事業化に向けた検討を始めるかどうか判断することにしています。

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