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渋谷の「青ガエル」東急5000系が冬眠?忠犬ハチ公のふるさと大館市で冬ごもり

  • 2023年12月7日

渋谷駅前にあった緑色の東急5000系車両、通称「青ガエル」は、「忠犬ハチ公」のふるさと秋田県大館市に譲り渡され、3年前に渋谷を離れました。このほど“冬眠にはいった”という「青ガエル」の近況をお伝えします。

「青ガエル」東急5000系車両

「青ガエル」は、主に高度経済成長期に東京などで活躍した東急5000系車両です。正面から見てしもぶくれの車体と、緑1色に塗られた姿がカエルを連想させることから「青ガエル」の愛称で親しまれました。東急線からの引退後は、各地の私鉄で第2の活躍を見せました。

忠犬ハチ公のふるさと秋田県大館市で一般公開

渋谷駅前に置かれて待ち合わせの目印などとして利用されてきましたが、駅周辺の再開発にあわせて同じ広場に銅像がある「忠犬ハチ公」のふるさと、秋田県大館市に譲渡され、3年前に渋谷を離れました。

「青ガエル」はその後、塗料の塗り直しなどをへて、大館市にある観光施設の「秋田犬の里」で一般に公開されていました。

雪から車両を守る冬ごもり作業

本格的な雪のシーズンを迎え、「青ガエル」の一般公開は12月3日で終わりました。その翌日、雪から車両を守るため、「冬ごもり」の作業が行われました。

秋田犬の里 佐藤和浩館長
「ことしはハチ公生誕100年ということもあり、相乗効果で青ガエルにもたくさんの人が来てくれた。冬の間は皆さんの青ガエルへの愛を育む期間にしてほしい」

冬眠から目覚めるのは?

展示されている広場では、市から委託された業者がクレーンで屋根の上のパンタグラフを取り除いたあと、車体にブルーシートをかけ、その上に「青ガエル冬眠中」と書かれたシートをかぶせていました。

一般公開の再開は、雪どけ後の来年4月上旬を予定しているということです。

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