ラグビーW杯日本代表 八王子市出身の小倉順平選手がサモア戦前に語る みずからの役割とは
- 2023年9月22日
ラグビーワールドカップフランス大会に出場している日本代表。
1次リーグを1勝1敗とし、第3戦のサモア戦に向けて試合会場となるトゥールーズに移動しました。トゥールーズに移動後、ここまで試合に臨む23人のメンバーに入っていないバックスの3人の選手が取材に応じました。
八王子市出身の小倉順平選手は「チームがプラン通り試合ができるように、対戦相手のやってくることをグラウンド上で実行している」と自分たちの役割を説明しました。
順平の母・陽子さんの想い
ラグビーW杯 八王子市出身 小倉順平選手 “やるべきことをやる”見守る母は
サモア戦に向けてトゥールーズへ
ラグビーワールドカップフランス大会で1次リーグを1勝1敗としている日本代表は21日、第3戦のサモア戦に向けて試合会場となるトゥールーズに移動しました。
日本は、日本時間の18日、ニースで行われた1次リーグの第2戦で前回大会準優勝の強豪イングランドに敗れ、ここまで1勝1敗としています。
このあと、日本時間の29日に第3戦のサモア戦に臨む予定で、21日は拠点としていたモナコから試合会場となるトゥールーズに移動しました。
空港に着いた選手たちはリラックスした様子を見せていました。
世界ランキング14位の日本に対し、第3戦で対戦するサモアは世界11位でフィジカルを生かした力強いプレーが持ち味です。
日本は、7月に札幌で行われたテストマッチで22対24の2点差で敗れていて、1次リーグ突破に向けて負けられない試合となります。
小倉順平選手 自分の役割を果たす
トゥールーズに移動後、ここまで試合に臨む23人のメンバーに入っていないバックスの3人の選手が取材に応じました。
八王子市出身のスタンドオフの小倉順平選手は、対戦チームの攻撃パターンを研究していて自分の役割について次のように話しています。
小倉順平 選手
「チームがその週の試合に対してキャプテンと副キャプテンが中心にしっかりプラン通りにみんなができるように、メンバーの人たちはいい準備しています。逆に僕みたいに試合に出ていない人は、対戦相手が何をやるかっていうのを見て、やってくることをグラウンド上で実行し、試合に出るメンバーがそれに対して対応するみたいな。毎週基本的にそういう流れになっているんですけど。自分の今の役割として試合にでる、出ないにかかわらず、準備するのと、試合に出ないあいだは、対戦相手を見て、そのポジションの人が何をやるのかを見て、練習中に実行するというところです」
また、対戦相手を分析する中で、学びにつながる点もあるといいます。
「自分のポジションじゃないところをやったりとか、試合に対する準備っていうところでちょっと今までの自分のやっている量では足りなかったのかなと思っています。ここに来てやっぱりまわりを見れるのもそうですし、もっと練習をしなければダメなんだって、すごい感じているところです」
その上で、試合に出る準備も欠かしていないと話していました。
「チームのサインが毎週変わるので、対戦相手のことも覚えつつ、自分たちのサインの確認も、福田健太選手とよくやります。相手の分析もしつつ、自分たちのチームのサインも覚える」
小倉選手とともに取材に応じたスクラムハーフの福田健太選手は、チームの状態について次のように話しました。
福田健太 選手
「イングランド戦はいい準備ができたが、残念な結果になった。ただ、まだ試合はあって前に進むしかない。チームはオフを過ごしてリフレッシュできた。イングラント戦の負けを引きずっている人はいない。前を向けている」
また、ウイングのシオサイア・フィフィタ選手は、出場への意欲を次のように示しました。
シオサイア・フィフィタ 選手
「自分に焦点を当てて、いつでも試合に出られるよう準備をしている」
日本代表…今後の試合日程
日本代表の第3戦は9月29日（日本時間）にサモアと、1次リーグ最後の第4戦は10月8日にアルゼンチンとそれぞれ対戦します。
