詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「“物価高で支援金”に注意」です。
9月、東京・文京区に住む80代の女性の自宅に区役所の職員を名乗る男から「物価が値上がりしているので、『物価支援金』を支給します。銀行口座に振り込む必要があるので、キャッシュカードの情報を教えてください」などと電話がありました。
続いて、銀行の職員を名乗る男から電話があり、「キャッシュカードが古いので取り替える必要あります。職員を向かわせますので、古いカードを渡してください」と伝えてきたということです。
話を信じた女性は、自宅を訪ねてきた男にキャッシュカードを渡してしまいましたが、まもなく、女性から相談を受けた娘が警察に通報したため、男は逮捕され、現金は引き出されなかったということです。
皆さんへのお願いです。「“物価高で支援金”に注意」
物価高騰の影響が続く中、詐欺グループは、ことば巧みに現金をだまし取ろうとしてきます。
区役所や銀行の職員が電話でキャッシュカードの情報を尋ねることはなく、不審な電話を受けた場合は、一度、電話を切り、警察や家族に相談してください。