詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは、「“携帯がハッキングされている”に注意!」です。
6月、神奈川県茅ヶ崎市に住む70代の女性の携帯電話に金融機関やセキュリティ協会の職員を名乗る男から「携帯電話がハッキングされている」などと電話がありました。
続けて、「直すのにお金が必要なので、ATMで振り込んでほしい。家族には言わない方がいい」と言われました。
話を信じた女性は相手と電話をつないだまま、自宅近くのスーパーにあるATMを操作。
2回にわたって現金あわせて80万円を振り込んでしまいました。
女性は数日後に家族に相談しだまされたことに気づいたということです。
皆さんへのお願いです。「“携帯がハッキングされている”に注意!」
詐欺グループは「携帯がハッキングされている」とか、「パソコンがウイルスに感染している」などと、架空のトラブルを持ち出して不安をあおるのです。
そのうえで、「携帯やパソコンを直すために必要だ」として現金を要求してきたら、それは詐欺の疑いが濃厚です。こうした電話がかかってきたら、すぐに警察や家族に相談してください。