詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。
実際にあった手口をお伝えします。
今回のテーマは、「“暗証番号を復唱してください”に注意!!」です。
2月、千葉県内に住む70代の女性の自宅に警察官を名乗る男から「あなたのキャッシュカードが偽造され、現金が引き出されています。被害を食い止めるので口座の情報を教えてください」と電話がありました。
女性が口座番号を教えると、男は「カードを新しくするので申請番号を教えます。最後に口座の暗証番号4桁をつけて復唱してください」と言うのです。
女性は必要な手続きだと勘違いし、暗証番号をつけて復唱してしまいます。
その後、自宅を訪ねてきた警察官を名乗る男にキャッシュカードを渡してしまい、気づいた時には口座から140万円が引き出されていたということです。
みなさんへのお願いです。「“暗証番号を復唱してください”に注意!!」
詐欺グループはことば巧みにあなたをだまそうとしてきます。
今回はカードの再発行を装い、あたかも申請に必要であるかのように暗証番号を聞き出しています。
「カードが偽造されている」とか「カードを新しくする」などは特殊詐欺の典型的な手口の一つです。こうした電話がかかってきたら詐欺だと疑い、電話を切って、すぐに警察に相談してください。