詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。
実際にあった手口をお伝えします。
今回のテーマは、「“妊娠させてしまった”に注意!!」です。
ことし1月、千葉県に住む70代の女性の自宅に息子を名乗る男から「同僚の女性を妊娠させてしまい女性の夫から慰謝料を請求されている。200万円を貸してほしい」と電話がありました。
女性は声が似ていたので自分の息子だと信じ、100万円を用意することを伝えました。
すると男は受け渡しの場所を指定し、「自分はいけないので、代わりに弁護士の家族が受け取りに行く」というのです。
女性は指定された場所に現れた弁護士の息子だと名乗る男に現金100万円を手渡してしまいました。
みなさんへのお願いです。「“妊娠させてしまった”に注意!!」
息子や孫を装って、「女性を妊娠させた」「慰謝料がいる」などと助けを求めてくるのは特殊詐欺の典型的な手口のひとつです。
また、こうした手口のなかでは「携帯電話が壊れた」とか「なくした」などといってくることがあります。これは、本当の息子や孫に電話をさせないようにするためのうそです。
こうした電話がかかってきたら、詐欺だと判断し電話を切ってください。そして、自分の息子や孫に電話し本当かどうか確かめてください。