詐欺：勇気を出して声かけを！

2月、警視庁北沢警察署で開かれた学生ボランティアの委嘱式の様子です。

相次ぐ還付金詐欺や架空請求詐欺の被害を防ごうと、世田谷区内などの大学に通う学生たちに協力してもらうことになりました。

学生たちが取り組むのは、電話をしながらATMを操作したり、コンビニなどで高額の電子マネーのカードを購入しようとしたりする高齢者への声かけです。

警視庁によりますと、去年1年間に都内で声かけなどによって被害を防ぐことができた特殊詐欺は、およそ2700件、金額にすると13億円にのぼるということです。

このうち、世田谷区では去年8月、銀行の出張所で電話をしながらATMを操作する高齢の夫婦を見つけた女性が、「特殊詐欺じゃないですか」などと声をかけたことで、被害を免れたということです。

皆さんへのお願いです。「勇気を出して声かけを！」

電話をしながらATMを操作したり、高額な電子マネーのカードを購入しようとしていたりする高齢者などは、すでにだまされ、詐欺の被害に気がついていないおそれがあります。
こうした人を見かけた際は、勇気を出して、積極的に声をかけてください。