詐欺：“のどの痛み”に注意

2月、埼玉県ふじみ野市に住む80歳の女性の自宅に病院の職員を名乗る男から「お宅の息子さんがのどの痛みを訴えて受診に来た。声がおかしくなっているかもしれません」と電話がありました。

その後、今度は長男を名乗る男から「診察の途中で抜けて、公衆電話からかけている」と電話があり、「会社から預かった金がなくなった。きょう中にお金が必要なので会社の上司の息子が取りに行く」と言うのです。

話を信じた女性は自宅に現れた男に現金100万円を手渡し、だまし取られてしまいました。

みなさんへのお願いです。「“のどの痛み”に注意」

最初の電話で、詐欺グループが「息子さんがのどの痛みを訴えている」と説明したのは、そのあとの長男を名乗る電話を信じ込ませるための手口です。
電話の声が違うのはのどの痛みのせいだと思わせようとしているのです。
電話で現金を要求されたらすぐに切って、もともと知っている家族の連絡先に自分から電話したり、警察に相談したりしてください。