詐欺：“のどに腫瘍ができた”に注意！

6月、栃木県内に住む70代の女性の自宅に医師をかたる男から「息子さんののどに腫瘍ができている」と電話がありました。

しばらくすると息子をかたる男から「治療に行った病院にかばんを忘れた。きょうまでに2000万円必要で、お金を用意してほしい」と電話があり、女性は息子の声がいつもと違うと感じましたが、病気のせいだと思い、話を信じてしまいました。

このあと、息子の上司を名乗る男から「息子さんが急病で倒れた。代わりの者がお金を取りに行く」と電話があったため女性が自宅で待っていると、私服姿の若い男が現れ、女性は封筒に入れた現金80万円を手渡してしまいました。

皆さんへのお願いです。「“のどに腫瘍ができた”に注意！」

風邪やのどの病気などを装い、家族になりすましてお金をだまし取ろうとする詐欺の手口が相次いでいます。家族が病気だなどと言われると心配になるかも知れませんが、電話でお金を要求されたら詐欺を疑ってすぐに電話を切り、警察などに相談してください。