去年(2023年)廃止された、東京・上野動物園で、日本で最初に開業したモノレール。これに代わる「新しい乗り物」について、都は公募を行っていましたが、選定の結果、ジェットコースターと同じ構造を利用した乗り物が園内を走行することとなりました。
令和9年(2027年)3月の運用開始を目指すということです。
※2024年4月7日 NHKニュースで放送
上野動物園にはかつてモノレールが走っていました。「東京都懸垂電車上野懸垂線」が正式名称で、昭和32年に日本で最初に開業したモノレールとして知られていました。上野動物園東園駅と上野動物園西園駅の間、約300メートルを結び、多くの人に親しまれていましたが、老朽化のために5年前から運行を休止し、去年(2023年)12月27日に正式に廃止されました。設備は今後
撤去されます。
懐かしい上野動物園のモノレールの映像は「鉄道あの頃」からご覧いただけます。
こうしたことから、都は、代わりとなる新しい乗り物の公募を行い、選定した結果、ジェットコースターと同じ、レールを上下と横の3方向から車輪で押さえる構造の乗り物とすることを決めました。
都によりますと、上り勾配では、電力を利用してモーターが稼働しますが、下り勾配の場所によっては、環境に配慮して電力を使わず、重力で走行する仕組みになっているということです。
都は、車両の数や内装など具体的な設計については今後、検討を始めることにしていて、令和9年(2027年)3月の運用開始を目指しているということです。
SNS上ではこの「新しい乗り物」について、次のような声が投稿されていました。
上野動物園の新しい乗り物、娘と乗るのにちょうど良い時期だ
ジェットコースターと同じ構造と言ってももちろんスピードは出さないんだよね…
モノレールの廃止は寂しさもあったけれども、代替の新しい乗り物はコレはコレで面白いかもしれない
3年後が楽しみですね