仙台89ERSに新加入~注目は2人の外国籍選手~

バスケ実況を担当する髙木優吾です。
仙台89ERSの熱烈ファンでもある私が、
B1に挑む仙台89ERSの取材情報を定期的に発信しています。


ついにB1を戦うメンバーがそろった。
今月15日、外国籍選手3人と帰化選手1人がチームに合流した。
毎年、私自身もチームに新しく加入する外国籍選手を見るたび、
いったいどんなプレーを見せてくれるのかとワクワクしている。
今回は、仙台89ERSに新たに加入した外国籍選手2人を紹介したい。
ともに日本でのプレーははじめてだ。

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(新加入の2人)

まずは、背番号25のラショーン・トーマス。
アメリカ出身で、去年まで韓国のリーグでプレーしていたオールラウンダーだ。

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2メートル3センチのパワーフォワードで、攻守での献身的なプレーを期待されて加入した。
練習でも、スクリーンプレーやディフェンスで相手に強く体をぶつけ、体をはっている姿がとても印象的だった。ディフェンスを重視するチームのバスケットに適応できると期待している。
トーマス自身も「自分はディフェンスが大好き。まずは藤田HCがどんなディフェンスをするのか知ることができて良かった。エナジーが自分の持ち味なので、早く披露したい」と話していた。
トーマスは28歳。取材当日が誕生日で、チームメートやスタッフからサプライズでケーキが贈られた。トーマスは、目標とする選手にレブロン・ジェームズを挙げている。

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(サプライズで誕生日祝い)

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(ラショーン・トーマス)

「レブロンは自分たちの世代がみんな憧れている選手。リーダーシップでもチームに貢献している姿はとても勉強になる。私も89ERSで勝利に貢献していきたい」と話していた。

もう1人が、背番号45のネイサン・ブース。
ブースもアメリカ出身で、去年まではトルコリーグでプレーし、チームをチャンピオンズリーグへと導いた実績がある。
大学時代は4年間主力として活躍し、世代を代表する優秀選手にも選ばれた経験がある。

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練習では、特にシュート技術の高さが際立っていた印象だ。
2メートル8センチの身長から、柔らかいフォームで繰り出されるシュートは高確率で入る。
さすがはトルコリーグで45パーセントを超える3P成功率を残しただけある。
パスを受けてからすぐにシュートを打てる技術も持ち合わせていて、
89ERSにとっても大きな武器になることは間違いない。

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ブースは「自分の強みはインサイドでもアウトサイドでもプレーできること。日本のBリーグは競争力が上がっていると聞く。藤田HCが目指すハードワークを実践し、コートで表現したい」と力強く話していた。

このほか、昨シーズンもチームに所属していたジャスティン・バーレル。
さらには帰化選手として、小寺ハミルトンゲイリーも加わった。
開幕まであと1カ月半ほど。実戦でどんな戦いを見せてくれるのか楽しみだ。

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