南イタリア
「バーリ」「ポリニャーノ・ア・マーレ」「カターニア」「ナポリ」
<近況報告>

初回放送
2020年9月
撮影時期
語り  

南イタリア「バーリ」「ポリニャーノ・ア・マーレ」「カターニア」「ナポリ」で出会った人たちは今・・・

 

バーリ

【街の「おばあちゃんと ひ孫」】

撮影当時(2013年)
現在(2020年)

 旧市街の路地にテーブルを広げ、オレキエッテを作っていたマリーアさんと孫のフェデリカさん。オレキエッテは「小さい耳」という意味で、耳たぶのような形をしたバーリ発祥のパスタのこと。
 ステイホームで料理ばかりしていたというマリーアさんは、体重がちょっと気になってきたそうです。
 フェデリカさんは、おととしにめでたく結婚。マリーアさんは、ひ孫の顔を見るのを楽しみにしています。。

【街の「元気なおばあちゃん」】

撮影当時(2013年)
現在(2020年)

 露店で約70年も揚げ菓子を作り続けていた、マリア・パパニオさん。88歳になった今でも、元気ハツラツ!今はお店を閉めていますが、バーリにも少しずつ日常が戻ってきているので、そろそろ再開させようかと考えているそうです。

 

ポリニャーノ・ア・マーレ

【街の「時計台のメリーナさん」】

撮影当時(2015年)
現在(2020年)

 旧市街の広場の近くにある時計台で暮らしながら時計の番人をしているメリーナさん。この時計は手巻き時計でとても重労働ですが、なんと70年近く、全身全霊で時計の鐘を鳴らしているのだそう。
 おととしから、この重労働だった時計のネジ巻きを、街の人が交代で手伝ってくれています。
 自粛期間は1人で過ごしましたが、時計の音が、いつも心を和らげてくれたそうです。

【街の「照明アーティスト」】

撮影当時(2015年)
現在(2020年)

 旧市街と海の景観を一人占めできるテラスに招いてくれた、照明アーティストのカンパネッラさん。
 自粛期間中は、15歳年下の奥様とお子さんと家にこもって掃除ざんまいの日々。
 テラスからの絶景に癒され、家族の絆がより深まったそうです。

 

カターニア

【街の「大邸宅の男性」】

撮影当時(2015年)
現在(2020年)

 18世紀にカターニアの貴族・ビスカリ公によって建てられたと言われる大邸宅。貴族の末えいでもあるこの大邸宅のオーナー ルジェロさんに、中を案内していただきました。600もの部屋があると言われるこの大邸宅は、修復するだけでも膨大な費用になるため、維持するのは気苦労が多いのだそう。
 自粛期間中は、奥様と慣れない料理に挑戦。そのおかげで、奥様の魅力を再発見し、愛が深まったと話してくれました。

 

ナポリ

【街の「ピザ屋さん」】

撮影当時(2013年)
現在(2020年)

 人通りを避けて静かな路地へ入った時に出会った、ピザ配達員のアレッサンドロさん。実は彼、家族で代々続くレストランの5代目。
 父親の猛特訓を受けて、見事ピザ職人になれたのだそう。
 4か月閉めていたお店も、先月からようやく再開しました。