街の基礎情報 ジャージー島
場所：
イギリス・チャンネル諸島・ジャージー島
人口：
約10万（2019年現在）
景色：
海に囲まれた緑豊かな小さな島。
人々：
気さくでお話好き。
産業：
酪農・農業・金融
交通手段：
バス
行き方：
日本〜ロンドン（直行便で約12時間）
飛行機：ロンドン〜ジャージー島（直航便で約１時間）
プール（ロンドンからプールまでバス３時間）〜ジャージー島（高速フェリー約4時間）
通貨：
ポンド
１ポンド＝151円（2021年8月18日現在）
イギリス領ながらイギリス本土よりフランスにずっと近いジャージー島。そのせいか街を歩くと街並みや文化はフランスの影響を色濃く感じさせる。陽気な島民とのふれあいからうかがえるのは彼らのジャージー島愛だ。
歩き方
歩き方
島一番の街セントヘリアの港から旧駅舎前を通って街の中心街へ。フランス文化の影響を受けた建物を眺めながら、あのジャージー牛の人形を飾った仕掛け時計の前を通り、１００年以上の歴史がある中央市場へ。海沿いでは魚屋で出会った魚拓アーティストに作品を見せてもらい、島のシンボル、エリザベス城に立ち寄ります。隣の村セントオーバンでは３００年以上の歴史がある石の家を拝見。夕方には潮が引いたときに現れる海のプールで、島の伝説的スイマーと遭遇。その後、夕陽に照らされるエリザベス城を眺めます。
街を歩いてみて(ディレクター談）
ジャージー島は東西南北それぞれの海岸線が違った表情を持っています。大西洋に面した西海岸は波が大きくサーフ天国。北は断崖絶壁が続く神秘的な景色。南は静かなビーチが点在。東海岸は遠浅の海が広がりかきの養殖で有名（写真はかきの養殖場）。
写真ギャラリー
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街のなりたち
ジャージー島は古来、イギリスとヨーロッパをつなぐ交通の要衝として栄えてきました。13世紀以降、イギリス王室の直轄地となったジャージー島。イギリス領ですが、独自の政府、独自の議会があります。強い自治権のもと、法律も独自に制定されています。通貨はポンドですが、紙幣デザインは島独自です。さらに文化面でもイギリスとは違った発展を遂げ、島独自の言語、ジャージー語も存在します。
出会い
街の「八百屋さん」
100年以上続く中央市場で出会った八百屋のご主人。自身が運営する農場で育てた有機野菜を販売している。八百屋として働き始めて約50年。テキパキとお客さんをさばきながら常連客とジョークを言い合ったりと、おしゃべり好きな人柄が印象的でした。
街の「魚拓アーティスト」
鮮魚店で出会ったアーティスト。海洋学者として働いていたある日、友人から日本の魚拓を教えてもらい独学で技術を習得。海中のリアルな生物の姿を表現するため、単色の魚拓の背景にカラフルな海藻や水の揺らめきを描く独自の手法を生み出したそうです。
街の「伝説のスイマー」
海のプールで出会ったスイマー。還暦を迎えた現在までに６回以上ドーバー海峡を泳いで渡ったレジェンドです。その功績はイギリス王室にも認められ大英帝国勲章を授与されるほど。水泳の先生でもあり、島で出会った多くの人が彼女に水泳を教わっていました。
グルメ
【第1位】ジャージーアイスクリーム
日本でも有名なジャージー牛。その牛乳１００％で作られたアイスクリーム。地元の子どもたちはこの濃厚でリッチな味わいのジャージーアイスを食べて育つそう。売店やフードトラックで販売されています。
＜平均価格 2.2ポンド（約330円）＞
【第2位】ジャージーロイヤルのハッシュ
皮が簡単にむけるほど新鮮な状態で出荷されます。ソーセージやローストした野菜と一緒に食べるとじゃがいもの自然な甘みが引き立ちます。
＜平均価格 13.5ポンド（約2000円）＞
【第3位】ロブスターのラビオリ
地元で水揚げされたロブスターのむき身をぜいたくにすり身にして、パスタ生地で包み、ゆでます。これをイタリア料理のラビオリといいます。残った殻は煮込んでソースに。ロブスターのプリッとした食感。うま味が濃縮されたソースとも相性抜群です。
＜平均価格 28ポンド （約4200円）＞
ちょっとより道
ジャージー島全域 自転車で島巡り ジャージー牛を探せ
ジャージー島は小さな島だから、自転車でどこでも行けてしまいます。そこで搾りたてのジャージー牛乳を求めて、自転車で島散策をしました。牛を求めて最初にたどり着いたのは島北西部にある小さな競馬場。夏場に開かれる競馬におしゃれをして遊びに行くが夏の風物詩です。散策中に見つけたのが、イチゴのかわいい絵が描かれた無人販売所。そこで出会った男性にジャージー牛の居場所を教えてもらいます。その方向に行ってみると、道路が一時封鎖されていましたそこで出会ったのが・・・。
