インカ帝国時代に首都として栄えた、標高3400メートルの都市、クスコ。高地ならではの珍しい食材や、数々の遺跡、インカ時代から伝わる呪術を体験!インカに誇りを持ち、街を愛する人々に出会う街歩きです。
歩き方
街の基礎情報 クスコ
場所:
ペルー南東部
人口:
約42万 (2017年現在)
景色:
アンデス山脈中央部の盆地。赤茶色の屋根の家々が立ち並んでいる。
人々:
インカ時代の豊富な知識を持ち、誇りを持つ。
産業:
観光業・農業など
交通手段:
バス・タクシーなど
行き方:
日本〜メキシコシティ国際空港(直行便で約12時間)⇒メキシコシティ国際空港〜ホルヘ・チャベス国際空港(約6時間)⇒ホルヘ・チャベス国際空港〜アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港(約1.5時間)街の中心まではタクシーで20分ほどです。
通貨:
ソル
1ソル=約32円(2020年2月9日現在)
歩き方
インカ帝国時代に首都として栄えたクスコ。インカ時代の遺跡が数多く残る世界遺産の街です。標高3400メートルの高地を、薄い空気に慣れるようにゆっくりと歩いていきましょう。地元の人が利用する市場では、見たことのない珍しい果物や、ユニークな形の野菜に驚きます。路地で目を奪われるのは、インカ時代から伝わる、すき間のない美しい石組みの壁に、呪術師が行う儀式です。夕方、住宅街では、インカ時代の貴重なお宝を発見!インカに誇りを持ち、街を愛する人々とふれあう街歩きです。
街を歩いてみて(ディレクター談)
撮影スタッフが毎回悩まされるのが天候です。我々も呪術師さんに「旅の安全」と「晴天」をお祈りしてもらいました。すると、撮影中は雨がピタリと止み、撮影終了の合図とともに土砂降りに・・・。これにはビックリしました。
写真ギャラリー
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街のなりたち
インカ文明は約800年前にアンデスの山岳地帯にあるクスコで始まります。現在、サント・ドミンゴ教会のある場所はインカ時代、「コリカンチャ」と呼ばれ、太陽をまつる神殿でした。ここでは神殿だったころの石組みの壁を見ることができます。カミソリの刃1枚も通さないほどぴったりと密着した石組み。16世紀にスペイン人によって街が壊された時も、土台として残され、その上に教会が建てられました。このように現在も街には多くの建物がインカの石組みの上に建ち、街の人の誇りとなっています。
出会い
街の「奇妙な果物」
市場の果物売り場で、ジャングルから運んで来た珍しい果物に出会いました。卵の殻のようなパリパリとした皮をむくグラナディラ。種の周りの綿あめみたいな部分を食べるパカイ。店主のお母さん、あまりにおいしいからか、売るのも忘れて食べてましたよ。
街の「ガイコツ!?」
街の中に遺跡が点在するクスコ。見つけたのが「がい骨」です。驚いていると、遺跡の図書館で働く男性が、声をかけてくれました。ここはインカ皇帝パチャクティの生家。がい骨は宮殿に仕えていた人だそうです。
街の「400年の家」
築400年のマリアさんの家からはインカの石や陶器の破片が続々と見つかります。さぞや面白い暮らしを...と思いきや、街は観光客向けの店があふれ、物価も上昇。不便も多いとそうです。しかし、石のような強い意志で家を離れることはないと笑います。
グルメ
【第1位】モラヤの肉包み焼き
インカ時代からあるモラヤ(乾燥ジャガイモ)を水で戻し、小麦粉・塩・砂糖と一緒にミキサーにかけ、ホットプレートで生地を作ります。牛肉を包んでチーズをのせ、オーブンで焼いたら完成。肉を包むもちもちの生地と、とろけるチーズが最高です。
<平均価格 53ソル(約 1700 円)>
【第2位】アンデス風チーズ入りサラダ
ニンジンや玉ねぎに空豆、チーズを食べやすい大きさに切り、塩・こしょう・オイルであえたシンプルサラダ。クスコっ子の大好物、クイを食べるときの定番の付け合わせです。さっぱりとして消化にも良いので、高地に順応するまでの食事としてもオススメ!
<平均価格 17ソル(約 550円)>
【第3位】キツネのチョコレート
インカ時代から伝わる民話をモチーフにしたキツネ型のチョコレート。クスコ産のカカオを使用しているんですよ。一口食べれば・・・中から炒ったキヌアやトウモロコシがどっさり!サクサクとした食感が楽しめます。
<平均価格 20ソル(約 640 円)>