ヨーロッパ

ヨーロッパ中部の世界遺産の街
「ウィーン」「プラハ」「グラーツ」
<近況報告>

初回放送
2021年3月
撮影時期
語り  

ヨーロッパ中部の世界遺産の街「ウィーン」「プラハ」「グラーツ」で出会った人たちは今・・・

 

ウィーン

【街の「パン屋さん」】

撮影当時(2014年)
現在(2021年)

 旧市街の路地を歩いていると、大きなハムを抱えた女性たちが続々とお店の中へ・・・。気になってのぞいてみると、そこは老舗のパン屋さんでした。それぞれ好みのハムをパン屋に持ち込んで、パンを焼いてもらうんだそう。
 オーストリアでは春を祝う日にハム入りのパンを焼いて家族でお祝いするのが伝統なんだと、店主のアンドレアスさんが教えてくれました。
そんなアンドレアスさんは、コロナで落ち込むお客さんを励まそうとスマイルクッキーを売り出しました。
アンドレアスさんの息子イェレミアさんは、支店のチーフとして働いています。ゆくゆくは後を継ぐつもりですが、父親のアンドレアスさんはまだまだ現役で活躍しています。

【街の「舞踏会」】

撮影当時(2014年)
現在(2021年)

 晴れの日を迎えた若者たちの舞踏会で踊っていた、ユルゲンさんとリサさん。
 ユルゲンさんは大学を卒業し整形外科医として忙しい日々。リサさんは結婚し、去年12月長女が生まれました。

【街の「宮殿ガイドさん」】

撮影当時(2014年)
現在(2021年)

 ダンス教室で子どもたちを教えていたエディさん。教室はお休みが続いています。
 もう一つの仕事は、シェーンブルン宮殿のガイド。こちらは、今年2月再開されました

 

プラハ

【街の「ダンス教室での出会い」】

撮影当時(2013年)
現在(2021年)

 公民館のダンス教室で出会ったルージェナさん。
 去年12月、一家全員がコロナに感染。幸い、夫や息子夫婦、孫たちも皆、回復しました。誰もが普通の暮らしに戻りたいけれど、今は我慢の時だと話してくれました。

【街の「小学生」】

撮影当時(2013年)
現在(2021年)

 小学生を引率していたソニア先生。コロナの感染拡大以降、屋外での授業を 増やしています。近くの公園で自然を観察したり、今年度は休校することなく、授業を続けています。

 

グラーツ

【街の「仕掛け時計」】

撮影当時(2015年)
現在(2021年)

 仕掛け時計のオルゴールを先祖代々守ってきたハンスさんといとこのトーマスさん。先祖代々、仕掛け時計のメンテナンスをしています。
 観光客が減っていますが、メンテナンスは欠かしていません。ハンスさんの2人の息子たちも、手伝いを始めました。

【街の「神父さん」】

撮影当時(2015年)
現在(2021年)

 大学で神学と芸術を学んだというヘルマン神父。現代芸術と融合した教会内部は、芸術によって人々は思考を巡らせる、というのが神父さんの狙いです。一方で、移民の救済活動に取り組み、人々に慕われています。
 撮影の2年後、司教に就任しました。コロナ禍で難民たちが置き去りにされていると、支援を訴えています。