街の基礎情報 ジェノバ
場所：
イタリア北西部
人口：
約58万人（2017年現在）
景色：
世界遺産の宮殿が立ち並ぶガリバルディ通りの美しい街並み。丘の上からの港の景色。
人々：
気さくな人柄。地元愛にあふれている。
産業：
港湾産業
交通手段：
バス、エレベーター、登山列車など
行き方：
日本からジェノバへの直行便はありません。日本からミラノまで飛行機で約12時間。ミラノからジェノバまで特急列車で約2時間。
通貨：
ユーロ
１ユーロ＝約122 円（2019年6月現在）
イタリア最大の港町ジェノバで出会ったのは、地元を愛する人たちでした。世界遺産もたくさんある、この街の別名は「坂の街」。坂道大好き忍者集団が登場！？貴族が住む、世界遺産の宮殿にもお邪魔しまーす！！
歩き方
歩き方
ジェノバの街で出会ったのは気品漂う笑顔がすてきな人たち！街の中心地にあるガリバルディ通りでは、世界遺産の宮殿に住む侯爵さんに豪華なお部屋を見せてもらいました。坂道を上ると忍者集団に遭遇！？さらに坂道を上るとジェノバ特有の橋「スカイウォーク」を発見！そして、多い日は2万歩以上も坂道を上り下りする郵便屋さんや、景色のいい丘の上で家庭菜園を楽しむおじさんとも出会いました。みんなジェノバが大好きで、坂道を楽しみながら暮らしているんですって。地元愛あふれる人たちとのふれあい街歩きです！
街を歩いてみて(ディレクター談）
ショートトリップで行った「スタリェーノ墓地」の彫刻は死生観について考えさせられました。彫刻の一つ一つに物語があります。それを想像すると一日中いても飽きないと思います。一見の価値ありです！ジェノバに行くことがあればぜひ立ち寄ってみてください。
写真ギャラリー
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街のなりたち
港湾産業が盛んなジェノバは14世紀から200年以上続いた共和国でした。当時から海洋貿易が行われ、貴族たちは塩や木材、羊毛、食用油などの取り引きでばく大な利益を得ました。さらに金融業でも成功し、豪華な宮殿を次々と建てます。そして平野の少ないジェノバの街は丘の上へと広がっていき「坂の街」といわれるようになりました。坂道の移動を楽にするため、エレベーターや登山鉄道などが設置され、街はますます大きくなっていきました。こうしてジェノバはイタリア最大の港町となったのです。
出会い
街の「貴族」
ガリバルディ通りにある世界遺産の宮殿に住む侯爵さん。マフラーの巻き方といい、立ち居振る舞いといい、気品漂っていました。宮殿は400年前に建てられたもので、部屋の天井には鮮やかなフレスコ画が描かれていました。豪華で優雅な生活を拝見しました。
街の「忍者！？」
忍者の正体はパルクールというフランス発祥のスポーツをする集団でした。手すりや壁を使って高いところに上ったり、くるっと回転したりアクロバットな動きに挑戦します。だから坂の多いこの街はパルクールに最適！
街の「女子会」
ジェノバの中心にある広場で楽しそうに談笑する女子たちに出会いました。首にぶら下げているのはワイングラスで、これをもって各お店を回るんですって。楽しそうですね～。今夜は女子だけでお楽しみ！男は家でお留守番！
グルメ
【第1位】ゼーナケーキ
ワインをしみこませたスポンジケーキをアーモンドクリームとミルク砂糖でコーティングします。ふわふわ食感の口どけが特徴！かつてジェノバのパティシエが考案したケーキで北イタリアを代表するジェノバスイーツ。
＜平均価格 32ユーロ（約4000円）＞
【第2位】海鮮フリット
エビやタラ、イカなど鮮度の良い海産物を小麦粉の衣にまぶして揚げたもの。サクッとした食感を出すため、衣を薄くするのがポイント！ジェノバでは昔からおやつに食べられてきた伝統のファストフード。
＜平均価格 5ユーロ（約610円）＞
【第3位】ファリナータ
ひよこ豆のペーストを水で溶き、オリーブオイルを引いたフライパンで焼いたもの。ピザのような形状ですが、チーズなどを使っていないためあっさりしています。イタリア料理のコースの最初や、おつまみとしても食べられているジェノバの郷土料理。
＜平均価格 6ユーロ（約740円）＞
ちょっとより道
まるで彫刻の美術館！？ スタリェーノ墓地
スタリェーノ墓地はジェノバからバスで10分程。ガイドブックにはあまり載っていない穴場スポットです。大理石でできた彫刻が数多くあります。どれも布の質感や、瞳から流れる涙など、細部まで彫り込まれていて生きているかのようです。これら彫刻は貴族たちのお墓で、生きた証を残すために高額な料金を払って作られたそうです。たしかに、すばらしい芸術作品は後世に残りますからね～。神聖な雰囲気に圧倒されました！
