えりの気象日記

2019年09月10日 (火)

11日は傘を持っておでかけを

あす11日までに低気圧が日本海に発生するでしょう。低気圧自体は北日本へと進みますが、低気圧から伸びる前線が近畿地方を通過する見込みです。このため近畿地方は天気が崩れそうです。雨が降るでしょう。

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午後になると雨の降るところが多くなります。局地的には雨雲が発達するため、激しい雨の降るおそれがあります。

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このところ熱帯夜が続き、大阪では、きょう10日朝の最低気温が28度を超えていました。みなさんも寝苦しい夜を過ごしてきたのではないでしょうか。あす朝も25度を下回らず、今夜も寝苦しいでしょう。ただ、今夜を乗り切れば、多少、楽になりそうです。最低気温が25度を下回るようになります。

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上空は熱い空気に覆われています。この熱い空気、抜けていくスピードは遅いものの、それとともに比較的涼しい空気が南下してくる見込みです。近畿地方にも一時的に流れ込むでしょう。このため、気温が下がるようになります。

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台風の発生や発達は海面水温の高さが関係していて、26.5度以上のところで発生したり、発達するといわれています。画面の赤い部分は、その目安をはるかに上回る海面水温が30度以上の海域です。

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雲が多く見られる丸で囲んだあたりは、海面水温30度以上の範囲と一致します。ここにはあすまでに台風の卵=熱帯低気圧が発生する見込みです。今後の情報に注意が必要です。

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※予報は10日午後7時現在のものです



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気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
 


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