えりの気象日記

2019年09月09日 (月)

真夏並みの猛暑続く

きょう9日も35度以上の猛暑日となったところがありました。近畿地方に64ある観測地点のうち、猛暑日となったのは6日は4地点。おととい7日は6地点に、きのう8日は13地点に増え、きょうも11地点ありました。季節が逆戻りしたようです。その暑さの理由は、台風です。

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台風13号、続いて、台風15号が先週末から相次いで、日本列島に近づきました。近畿地方はともに直接の影響はありませんでしたが、この2つの台風が南から暖かい空気、というより、むしろ熱気を運んできました。オレンジ色で示したのは、晴れれば35度くらいまで上がるような空気で、北日本まですっぽりと覆われています。この空気と日ざしによって、気温が上がったんです。

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暑さのピークはあす10日までですが、上空の空気が日本列島から抜けていくのは、徐々にです。このため暑さはすぐには落ち着きません。

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京都のこの先の最高気温です。あすも真夏並みの暑さで、36度くらいまで上がる見込みです。その後は35度を超える予想の日はないものの、平年のこの時期を上回る気温が続きそうです。

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あす、気温が上がることによって、大気の状態が不安定になります。午後は山沿いを中心に雨雲が発生、発達しそうです。各地、晴れる時間は長い予想ですが、天気の急変にご注意ください。

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※予報は9日午後7時現在のものです



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気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
 


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