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私たちは誰もが災害の危険と隣り合わせで生活していると言っても過言ではありません。防災情報の基礎知識や「いざ!避難」という時にとるべき対応を分かりやすく解説しています。

水害 台風 知識

台風接近 警戒すべきことを動画で

再生時間 3:12

災害切迫時にニュースや解説で放送した内容です

暴風

台風が接近すると、暴風による被害の危険性が高まります。

▽最大風速25メートル、最大瞬間風速40メートル以上になると、木が倒れたり、走行中のトラックが横転したりすることがあります。
▽最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートル以上になると、多くの木が倒れ、電柱やブロック塀も倒れるおそれがあります。
▽最大風速40メートル、最大瞬間風速60メートル以上では、古い建物が倒壊したり、鉄骨の構造物が変形したりするおそれがあります。
暴風が吹いている中、屋外で行動するのは極めて危険です。

風が強まる前に屋根や雨戸などの補修は済ませ、飛ばされたりするおそれのあるものは、早めに屋内にしまってください。

大雨

台風に伴う大雨も大きな被害をもたらします。
斜面が一気に崩れ落ちる「がけ崩れ」、土砂や石が一気に下流へ押し流される「土石流」など土砂災害の危険性が高まります。

川の決壊・浸水も

川の氾濫の危険性も高まります。
令和元年台風19号では、川の流域全体に降った雨が大きな川に集まり、各地で氾濫が発生しました。川の下流では、雨が弱まった後に水位が上がって氾濫することがあります。避難指示などが出ている間は自分の判断で家に戻らないでください。
都市部では、排水が追いつかずに行き場を失った雨水がアンダーパスや地下街に流れ込むおそれもあります。
農村部では、台風のたびに水田や水路の様子を見に行って流され、亡くなる人があとをたちません。雨や風がおさまり危険がなくなるまでは、用水路や川の様子を見に行かないでください。

高潮

高潮や高波の危険性も高まります。
高潮のときには、台風の低い気圧で海面が吸い上げられることに加え、沖合からの強い風で大量の海水が沿岸に吹き寄せられるので大変危険です。高潮や高波で、過去には大きな被害が出ています。危険な場所に近づかないでください。


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