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あのとき、何食べた? 国や世代を超えて愛される料理 シカゴホット


皆さんには、"忘れられない食事"はありますか?
「あのとき、何食べた?」は、中部に住む外国籍や外国にルーツのある方々の"忘れられない一品"を掘り下げるグルメドキュメントです。

愛知・岡崎市でシカゴスタイルのレストランバーを営むクレッグ・モーリーさん。
1996年、アメリカ・シカゴからやってきました。
はじめは研究者として来日し、知り合いのお店を引き継ぐ形でレストランを開店。
「日本人になじみがない料理だと店は続かない」と周りから言われ悩むクレッグさん。
それでも「本物の味」を大切にすることを決心し、地元シカゴでの思い出の料理で勝負することに。

目次

【クレッグさんの"あの時"】どんな料理なら受け入れられる?

クレッグさんの思い出の料理は、アメリカ・シカゴのホットドッグ "シカゴホット"。蒸したパンにソーセージを挟み、そこにスライストマト・タマネギ・ピクルスなどたっぷりの野菜。定番のケチャップは使いません。出身地シカゴでは、多くのファンがいるソウルフード的なメニューだといいます。この料理がクレッグさんの迷いを払拭し、「本物の味」にこだわるきっかけになりました。

アメリカの大学で生物学の研究をしていたクレッグさん。1996年、27歳の時に岡崎で研究者として働くため来日しました。4年が経った頃、アメリカに戻って研究を続けるか岡崎に残るか悩みましたが、家族と共に岡崎にとどまることを決心。心機一転、知り合いのお店を引き継ぐ形で、現在のレストランバーを開店します。
どんなお店にすれば岡崎の人に受け入れられるのか?友人からは「日本人になじみの味にすべき」と言われましたが・・・そんな時に思い出したのが、故郷シカゴでの懐かしい日々。お父さんとよく通っていたお店、そこでよく食べていたシカゴホットの味・・・。クレッグさんは、自分がいちばん好きな味で勝負することを決心し、やるならとことん「本物の味」にこだわることにしました。

【クレッグさんの"今"】お客さんから愛されるクレッグさん、新たな取り組み

クレッグさんのお店は、週末になるとたくさんのお客さんでにぎわうように。クレッグさんがこだわる故郷の「本物の味」は、岡崎の人に受け入れられました。その土地で、世代を超えて受け継がれる味の力を感じたと言います。

クレッグさんは現在、新たなソウルフードを生み出す取り組みを始めています。それは、岡崎で受け継がれる材料を使ったクラフトビール造り。

研究者時代の知識も生かしながら、岡崎の特産品である「むらさき麦」を使ったビールを製造し、自身のお店で提供しています。クレッグさんにとって大切な思い出が詰まったシカゴホット、今度は岡崎で「世代を超えて受け継がれる味」を追求し、その土地の歴史を伝える取り組みの原動力になっているのです。

【クレッグさん流 シカゴホットのレシピ】野菜たっぷり!具だくさんなホットドッグ

たくさんの野菜を乗せて豪快に食べるシカゴホット。クレッグさんは「本物の味」にこだわって作っていますが、今回はご家庭でも作れるようなレシピも教えていただきました!簡単に作れますよ!

<材料(1人分)>
<材料>
  • ポピーシードパン(ケシの実を振りかけたパン)・・・1個
    (※一般的なホットドッグパンでもOK)
  • 100%ビーフのソーセージ・・・1本
    (※一般的なソーセージでもOK)
  • トマト・・・1/3個
  • タマネギ・・・1/3個
  • レリッシュ・・・適量
  • ピクルス・・・1本
  • ハラペーニョペッパー・・・お好みで!
<調味料>
  • マスタード
  • セロリソルト
<作り方>

(1)トマトを半月切り、タマネギをみじん切りにします。

(2)ピクルスを縦に切り、4等分にします。

(3)ソーセージは鍋でゆで、パンは(切り込みがなければ切り込みを入れてから)湯気で蒸します。

(4)ソーセージを5分程度ゆでたら半月切りにしたトマトとともに、蒸したパンに挟みます。

(5)みじん切りにしたタマネギ・レリッシュをたっぷり乗せます。

(6)4等分にしたピクルスを1切れ乗せたら、最後にマスタード、セロリソルトをかけて完成!辛いのがお好きな方はハラペーニョペッパーも乗せてください!


今回ご紹介したシカゴホットは、クレッグさんいわく「絶対にケチャップを使わない!」そうです。ご興味ある方は、おためしください。


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