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衆議院長崎3区補欠選挙 何を訴えた?候補者演説を徹底分析!

  • 2024年04月16日

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で立件された衆議院議員が辞職したことに伴う、衆議院長崎3区の補欠選挙が4月16日、告示されました。

立候補したのは届け出順に、立憲民主党の前の衆議院議員で社民党が推薦する山田勝彦氏(44)と、日本維新の会の新人で教育無償化を実現する会が推薦する学習塾経営の井上翔一朗氏(40)の2人です。

自民党が公認候補の擁立を見送り、野党候補どうしが対決する構図となりました。

NHKはそれぞれの候補者の演説を「テキストマイニング」という手法で分析し、告示日最初の演説で有権者にどのような内容を訴えたのか読み解きました。

この中で使われた政策や選挙運動に関する言葉の回数を集計し、より多く使われた言葉をより大きく表示しています。

 

山田さんはおよそ13分演説しました。最も多く使った言葉は「政治」の15回でした。続いて多かったのは「自民党」の8回で、「裏金」といった言葉とともに、補欠選挙が行われることになった「政治」資金をめぐる問題を引き合いに「政治」改革を進める必要性を訴え、今回の選挙が「『政治』をただす大きなチャンスだ」と有権者に訴えました。

また、「生活」や「負担」といった言葉はそれぞれ7回使われ、物価高などが日々の生活に影響を与えるなかで、ガソリン代への補助など暮らしを守る政策の必要性を強調していました。

そのうえで、「長崎の最大の課題は人口減少や少子化」だとして、
給食の「無償化」を含めた子育て支援に力を注いでいくことを訴えました。

 

 

井上さんはおよそ13分演説しました。最も多く使った言葉は「政治」の36回でした。

息子2人の父親で、学習塾を経営する自身の立場から、「大阪」では保育料や小中学校の給食費の「無償化」、塾代のクーポンの発行などが「実現」しているとして、子育て世代や未来の世代に投資をする「政治」に転換していくことの重要性を訴えました。

また、「政治」とともに「改革」という言葉も17回使われました。
「自民党」の派閥の「政治」資金パーティーをめぐる問題では「政治」家が「責任」をとっていないと批判し、自身が立ち上げた政治団体の会計責任者になっていることを説明して「『政治』『改革』も『実行』力で見極めてほしい」と強調しました。

投票は、衆議院東京15区や島根1区と同じ4月28日に行われ、即日開票されます。

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