NHK長崎 森保監督の高校時代”仲間はずれの生徒を助ける”
- 2022年11月25日
サッカーのワールドカップ・カタール大会で、日本代表の指揮をとる森保監督は長崎市出身です。
長崎の高校時代はどんな生徒だったのでしょうか?
母校の長崎日大高校で担任の先生に聞きました。
取材 寺田美穂 編集 中尾光
”引っ張るよりみんなを見守る生徒”
長崎市出身の森保一監督は高校時代、長崎県諌早市の長崎日大高校に通い、サッカー部で3年間プレーしました。高校時代の森保監督はどんな生徒だったのでしょうか?
森保監督が高校2年と3年の時、担任の先生で数学を教えていた梁瀬恒幸さんは、次のように語ります。
梁瀬恒幸さん
「高校時代は先頭に立ってみんなを引っ張るより、少し離れてみんなを見守るような、優しく気が利く生徒だった。仲間はずれの生徒を助ける一面もあった」
ドイツ戦後に森保監督のメッセージ
梁瀬さんと森保さんの交流は今も続いています。
梁瀬さんによると11月23日の劇的な勝利を収めたドイツ戦後、森保監督にメールを送ったところ、返信メールが届いていました。
ドイツは強かったですね。でも勝ち点3、サムライブルー輝いていました
応援ありがとうございます。次へ向けても緩むことなくがんばります
ドイツ戦をへて、森保監督への関心は一気に高まっています。故郷の梁瀬さんは、どんなときも教え子の温かく見守る気持ちです。
梁瀬恒幸さん
「活躍はうれしい。(コスタリカ戦は)どんな結果になっても、自分が納得できる采配をとってもらいたい」
“森保先輩は自分たちの誇りです”
長崎日大高校の後輩たちも、ドーハの”森保先輩”に熱いエールを送っています。
学校によりますと、森保監督は日本代表の監督に就任する前は年に1回程度、学校を訪れ、現役のサッカー部員らと
交流していたということです。
ワールドカップに合わせて、サッカー部のOB会は「我らが誇り!森保一」という似顔絵入りの横断幕を作成。サッカー部員らが寄せ書きをして学校の玄関に掲げています。
サッカー部員らが寄せ書きをして学校の玄関に掲げています。
「大会前はいろいろと言われていたが本番になったらそれを覆す成績を出してかっこいいと思う。森保先輩は自分たちの誇りです」
「4年に1度しかないワールドカップなので楽しんで勝利を届けてほしい」