大隅キャスターのブログ
2023/02/07

真冬並みの寒さとは

田野畑村のホジナシばばちゃんさんから届いた質問にお答えします。
よく「真冬並みの寒さ」とたとえますが、「真冬」とはいつごろのことでしょうかと頂きました。
実は、気象庁では、「真冬並み」の定義はありません。
「真冬並み」は、天気予報で分かりやすく伝えるために多く使われています。
1年で最も気温が低いころを目安にした表現です。

では、1年で最も気温が低いのはいつなのか、盛岡を例にみてみます。
1月上旬から2月下旬までの平均気温の平年値を見ると、最も低いのは、1月下旬のマイナス1.9℃です。
この頃の気温が「真冬の寒さ」に匹敵します。
まさに、1月20日の「大寒」のころです。
ただ、年によっては、この気温が他の時期に観測されることもあります。 この1月下旬のころの気温に匹敵、もしくは、下回るような時に「真冬並みの寒さ」と伝えています。

あす(水)から10日(金)は、また冷え込みが強まる見込みです。
盛岡の最低気温は、マイナス10℃からマイナス7℃の予想で、1月下旬の頃の気温に匹敵、もしくは下回るため、「真冬並み」の冷え込みが続きそうです。
水道管や路面の凍結にご注意下さい。