霜注意報開始

気象キャスターの大隅智子です。
きょう（2日）は、盛岡地方裁判所にある、国の天然記念物の石割桜を見に行ってきました。
ピンク色になっていて、まもなく咲きそうな感じでした。
去年は4月8日に数輪咲いていたそうなので、今年はやはり早くなっています。

さて、日中は暖かくても朝は冷え込みます。
今年も４月１日から県内では霜注意報の運用が始まりました。
霜注意報は春から始まります。
なぜならば、霜注意報は、農作物を霜の被害から守るために発表するものだからです。
春は新芽の季節、農作物が成長する時期なので、霜に対する注意が必要です。
冬は農作物が少なく、雪も積もるため、霜注意報は発表されません。
また、霜注意報の開始時期は、気象台と県が、その年の農作物の生育状況を見ながら決めています。

霜注意報の条件です。
最低気温がおおむね２度以下と予想される時で、晩霜（春）と早霜（秋）に発表されます。

穏やかに晴れた日は、地表の熱が奪われる放射冷却の影響で、気温が下がり、冷え込むため、霜が降りる時が多くなりそうです。
農作物やベランダの植物などの管理にご注意ください。