盛岡市長選挙 投票結果 新人の内舘茂氏が初当選
- 2023年08月13日

盛岡市長選 新人の内舘茂氏が当選
現職と新人の2人による争いとなった盛岡市長選挙は、無所属で新人の内舘茂氏(56)が6期目を目指した現職を抑え、初めての当選を果たしました。
開票結果(開票率100%)
▼開票結果(100%)
内舘茂(無所属・新) 6万5701票 ★当選
谷藤裕明(無所属・現)4万8022票
無効票 1333票
持ち帰り票 2票

内舘氏は盛岡市出身の56歳。
建築資材会社の社長で盛岡青年会議所の理事長などを務め、盛岡市長選挙に3回連続で立候補しました。選挙戦で、内舘氏は、市の中心部と郊外を結ぶミニバスの運行や、高校生と大学生を対象にした返済の必要がない奨学金制度の創設などを訴えました。
その結果、いわゆる無党派層や立憲民主党の支持層に加え、これまで現職を支えてきた自民党の支持層の一部にも支持を広げました。
【内舘氏「市民の声に徹底的に耳を傾ける」】
初めての当選を果たした新人の内舘茂さんは、盛岡市内の事務所で支援者に向けて「まだ当選の実感が沸かない。3回目の挑戦となったが、私の盛岡への思いは何も変わらない。半年後、1年後、4年後も変わらずやっていきたい。まずは市民の声に徹底的に耳を傾けるとともに、スピード感を持って決断し、一緒に盛岡を作りたい」と話しました。

【谷藤氏「期待に応えられず申し訳ない」】
現職の谷藤裕明さんは、「多くの方々の期待に応えられず申し訳ない。アピールする力や説明する力が足りなかった。5期20年勤めて悔いはない。盛岡が市民のおかげで世界に認められるようになってきたので、次の方には、この良き流れをとめないようにしてもらいたい」と話しました。

【投票率48.44%】
13日投票が行われた盛岡市長選挙の投票率は、48.44%で、前回4年前より4.19ポイント 低くなりました。
盛岡市長選挙の投票率は、前回まで2回連続で50%を超えていて、50%を割り込んだのは、投票率が過去最低となった16年前の2007年以来です。