何を訴えた?盛岡市長選挙候補者演説を徹底分析!
- 2023年08月08日
盛岡市長選挙は8月6日に告示され、届け出順に、新人で会社社長の内舘茂氏(56)と6期目をめざす現職の谷藤裕明 氏(73)の2人が立候補しました。
NHKは、それぞれの候補者の最初の演説を、AIを使った「テキストマイニング」という手法で分析し、有権者にどのような内容を訴えたのかを読み解きました。
演説の中で使われた政策や選挙運動に関する言葉の回数を集計し、より多く使われた言葉をより大きく表示しています。今回の分析では「岩手」や「盛岡」、「市長」それにそれぞれの候補者の名前などは外して「名詞」だけを集計しています。
内舘さんは、およそ12分間の演説で最もよく使ったのは「私たち」という言葉で12回でした。次いで「私」が9回,「地元」が6回でした。このほか「経済」や「若者」、「医者」、「除雪」といった言葉も目立っています。
谷藤さんは、5分半の演説で「皆さん」を4回使っていました。また「時間」と「将来」も同じ4回でした。このほか、「最後」や「トラック」「工場」「国土交通省」といったキーワードも目立ちます。
両候補を見比べてみますと、内舘さんは「私たち」という言葉で有権者を巻き込みながら生活など身近な問題について考えていこうという傾向が読み解けます。
谷藤さんは「皆さん」という言葉で有権者に向き合いながら大きな課題に取り組んでいる姿勢を示す傾向が読み解けました。
盛岡市長選挙は、8月13日に投票が行われ、即日開票されます。