ゴルフ旅行なら宮崎に！コースやグルメを商談会で猛アピール

アジア最大規模のゴルフ旅行の商談会が宮崎市で行われました。関係者は旅行客の誘致につなげたいと意気込んでいて、コロナ禍で落ち込んだ海外からの旅行需要の回復につながるかも知れません。

アジア最大規模 ゴルフ旅行商談会

「アジアゴルフツーリズムコンベンション」はアジア最大規模のゴルフ旅行の商談会で、日本では初めての開催です。会場の宮崎市のシーガイアにはアジアやヨーロッパなど35の国と地域からおよそ320人が集まりました。

この場で話し合われるのはゴルフを目的とした国をまたいだ旅行商品で、国内外のゴルフ場やホテルが売り手側、旅行会社が買い手側です。

各商談ブースでは、売り手側がゴルフ場の施設の優れた点などを熱心に説明していたほか、兵庫県のブースではVRを使って、地元特産の金物をアピール。ゴルフ以外の観光の魅力も伝えていました。

実際に宮崎のゴルフ場でプレー

今月12日には、商談会の出席者たちを宮崎市内の3か所のゴルフ場に招き、実際にプレーしてもらう機会も設けられました。これは、商談会を前に、穏やかな気候や手入れの行き届いた芝生など宮崎のゴルフ場の魅力を体感してもらうため県が企画したもので、合わせて24の国と地域の旅行代理店の担当者およそ90人が参加しました。

このうち、宮崎市田吉にある宮崎カントリークラブでは、朝8時ごろから参加者たちがコースを回り、「ナイス！」などと声を掛け合いながら、和気あいあいとした雰囲気でラウンドを楽しみました。オーストラリアから訪れた男性は「ここに来るのをずっと楽しみにしていたし、気に入った。宮崎はゴルファーにはとてもよい場所だと思う」と話していました。また、アメリカの女性は「コースの状態もよく、とても楽しんでいる。京都や東京に行ったあとに、宮崎でゴルフや食を楽しむのがよいのではないかと思う」と話していました。

海外から宮崎にゴルフをしにきて！

宮崎県によりますと、県内のゴルフ場を利用する外国人観光客は、新型コロナの感染拡大前の平成31年はおよそ4万人にのぼりましたが、去年は5700人ほどにとどまりました。

商談会には宮崎県内のゴルフ場やホテルの関係者も参加していて、みずからの施設をツアーに組み込んでもらおうと、海外の旅行会社に熱心に施設の魅力をアピールしていました

記者会見で宮崎県ゴルフ場経営者協議会の菊池理事長は、「日本で初めての商談会を宮崎でやることに大きな期待と責任を感じている。滞在日数や消費額など海外のゴルファーは大きなものを持っているので、成功させて宮崎や全国の経済の活性化につなげたい」と話していました。