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宮崎本大賞の過去受賞作を紹介「ひと」「本日のメニューは。」

  • 2023年03月07日

宮崎の書店員などがお薦めする「宮崎本大賞」。
3月8日(みやの日)に発表される大賞はどの作品か?第4回の受賞作発表を前に、過去の受賞作を紹介します。

第3回受賞作『ひと』

投票数106票中29票と、全体のおよそ3割の票を獲得して第3回宮崎本大賞に選ばれたのは、千葉県出身の作家・小野寺史宜さんの小説『ひと』でした。

~あらすじ~
主人公は、両親を亡くして大学を中退した二十歳の青年。就職のあてもない中、ふと立ち寄った惣菜屋で、買おうとしていた残り1つのコロッケを、見知らぬお婆さんに譲ったことから、不思議な縁が生まれます。独りぼっちになった青年の人生が、ちょっとした人との出会いで変わっていく感動作。

本のテーマでもある「人とのつながり」。孤独がたださみしいだけでなく、自分と向き合う豊かな時間であると感じられるような作品です。

第2回受賞作『本日のメニューは。』

第2回は県内43の書店と5つの図書館が参加し、行成薫さんの『本日のメニューは。』が選ばれました。

~あらすじ~
『本日のメニューは。』は「美味しい料理」とそれを取り巻く「人間ドラマ」が楽しめる5つの物語の短編集。
「昔ながらの中華そば」
入院中の父親に中華そばを出前したい!果たして子どもたちの願いは叶うのか?
「おふくろの味のおむすび」
母のおいしくないごはんを我慢する女子高生・ひかりの楽しみは、通学途中にあるおむすび屋さんで食べる朝ごはんで…。

行成薫さんは「本作で描き出したかったのは「食」を通した人のつながり」と話していました。料理を通した人々のつながりが温かく、ほっとできる一冊となっています。

第1回受賞作『木曜日にはココアを』

第1回受賞作は青山美智子さんの『木曜日にはココアを』が選ばれました。

作家・青山美智子さんは、今も宮崎と交流を深められていて、去年の5月には椎葉村で本のイベントも行われました。「宮崎本大賞」を通して、宮崎と作家の新たな出会いが生まれるのも嬉しいですね。

果たして、第4回の受賞作は?

3月8日(みやの日)に発表されますが、今回のノミネート作品5冊はこちらです。

①『お父さんはユーチューバー』 浜口倫太郎
②『うつくしが丘の不幸の家』 町田そのこ
③『三千円の使いかた』 原田ひ香
④『むらさきのスカートの女』 今村夏子
⑤『わたしの美しい庭』 凪良ゆう

下の記事(写真をクリック)でノミネート5作品を紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。

クリックでノミネート5作品を紹介

皆さんも「宮崎本大賞」を通じて、お気に入りの一冊を見つけてみてはいかがですか?

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