ネモフィラ見頃の茨城・ひたちなか市のひたち海浜公園入園者が4000万人
- 2024年04月23日
ネモフィラの花が見頃を迎えている茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園の入園者が開園した33年前からの累計で4000万人を超えました。かつては旧日本軍や米軍の施設があった場所が観光スポットとして多くの人が集まる公園へどのように変わったのか、経緯をまとめました。
(水戸放送局 記者 國友真理子)
NHKプラスで配信 4/30(火) 午後7:00 まで
33年で4000万人
国営ひたち海浜公園は青いネモフィラの花が4月中旬から見頃を迎え、連日、多くの人でにぎわっています。
ひたち公園管理センターによりますと、33年前の開園時からの入園者数が4月21日、4000万人を超えたということです。
かつて訓練の的となっていた場所が…
公園の土地は、昭和13年に旧日本陸軍の水戸飛行場が設置され戦後はアメリカ軍の施設となり、空軍の対地射爆撃訓練場として使われていました。
その後、昭和48年に日本に返還されたあとは不発弾を処理するなど整備が進められて平成3年10月に総面積350ヘクタールの公園として開園しました。「平和の象徴として公園を整備したい」という地元の強い思があったということです。
かつて訓練の的となっていた場所は丘として整備され、平成14年からは毎年春に咲くネモフィラを植えると国内外から多くの人たちが訪れるようになり6年前の平成30年には累計で入園者が3000万人を超えました。
コロナで一時減少も回復
その後、年間200万人以上が訪れる観光地となり、新型コロナの影響で令和2年度には84万人余りと一時、落ち込んだものの昨年度は183万人余りと徐々に回復しているということです。
入園者が4000万人を超えたことについてひたち公園管理センターは「これからもより多くのお客様に楽しんでもらえる公園を目指していきます」とコメントしています。
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https://www.nhk.or.jp/mito/lreport/article/001/21/
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