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教育虐待を防ぐには?悩む親 そして子どもたちへ

「勉強しなさい!あなたのためよ! おまえのためだよ!」

先の見えない時代、親は子どもの教育について、ついつい厳しくなりがち。
でも、親は「教育熱心」だと思っていても、子どもにとっては「教育虐待」となってしまっているかもしれません。今回お話を聞いたのは、日本で初めて教育虐待という概念を学会で提唱した武田信子さん。臨床心理士として長年、教育に悩む親子に寄り添ってきた武田さんに、「やりすぎかも」と不安に思う親、そして今苦しんでいる子どもたちにアドバイスを頂きました。

(クローズアップ現代取材班)

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武田信子さん
武田信子さん:臨床心理士 一般社団法人ジェイス代表理事 臨床心理学を専門とし、長年、子どもの養育環境の改善に取り組む。武蔵大学人文学部教授の他、トロント大学、アムステルダム自由大学大学院で客員教授、東京大学等で非常勤講師を歴任

「教育虐待」と「教育熱心」の違い

―「成績のことで厳しく叱りすぎたかな」「自分の教育の仕方はやりすぎかな」と気になる親は多いと思います。まずは、教育熱心と教育虐待の違いを教えていただけますか?

武田さん

親は本当に大変ですよね。「やりすぎかも」と心配している親御さんは、まずは下の図でチェックしてみてください。ポイントは「子どもを尊重することの大切さを知っているか」、「子どもに共感する力があるか」です。

武田さん

私は教育虐待を「親(※)が子どもの心身が耐えられる限界を超えて教育を強制すること」と定義しています。教育にはスポーツや音楽などの習いごとも含まれます。教育熱心か教育虐待かは、子どもの側の苦しさで決まります。それは親が子どもを、どうとらえているかに左右されます。親が子どもによかれと思って提案したことに対して、きちんと子どもの意見を聞くのか、それとも、親の提案を押し付けてもいいと考えるのかの違いです。


子どもが嫌だと思った場合に、親の機嫌をうかがうことなく「ノー」と言える信頼関係が必要です。つまり、子どもであっても「自分のことは自分で決める」のが原則です。「うちの子にそんな判断力はない」と思って無理強いしている場合は、そこから見直しが必要かもしれません。


ノーの理由を聞いた親は、まずそれをしっかりと受け止めます。子どもが気づかない情報を親が持っている場合は、それを補足情報として提供した上で、再び子どもの率直な気持ちや考えをじっくり聞きます。その対話を繰り返して、お互いに納得のいく合意に至ることを目指します。このとき、親の意見が通らないことがあります。子どもの言うなりになるということでもありません。大切なのは、状況が変わったら、また一緒に考え直して、よりよい道を見つける工夫を続けることです。こういった対等な対話が継続的にできる関係性がある場合は教育熱心、ない場合は教育虐待の可能性があると言えます。

※教育産業も含めた社会全体による教育偏重の状況を「エデュケーショナル・マルトリートメント(武田,2020)」 、学校で起きる教育虐待を「教室マルトリートメント(川上,2021)」と言います。

教育虐待をしてしまう親 7つの特徴

武田さんは教育虐待をしてしまう親には以下の7つの特徴があると言います。

7つの特徴の何が問題か

―「教育虐待をしてしまう親の特徴」として7つあげていただきました。それぞれの問題点を教えてください。

武田さん

1~3に共通するのは「子どもをリスペクトできない」ということです。親の気持ち「私の挫折」「私の務め」「私の有能さ」は、親の人生に起きていることであって、親とは別の人格を持つ子どもの人生には関係ありません。子どもは生まれ落ちたときから、自らの意思や人格を持った親とは違う一人の人間です。


「親の方が世の中やものごとをよく知っている」「子どもに決めさせたらとんでもないことになる」と考えるのは間違いのもとだと思います。あなたの夫や妻、パートナーに「あなたはよく判断を間違えるから」という理由で、自分の習いごとを全て決められて、毎週通うように指示されたら嫌ですよね!? 自分の自由時間の過ごし方を決められたら、苦しくはありませんか?


子どもは、親よりは経験や知識が少ないので、判断を間違えることもあります。でも間違いや失敗をたくさんする中で人は賢くなっていくものです。子どもの考えを尊重し、間違えたときにはさりげなくフォローするのが親の役割だと思います。


そもそも子どもは親の教育だけで育つものでもありません。保育園や学校、近所の公園など、見るもの聞くもの全てから情報を得て、自分の中で統合しながら成長していきます。そうすると、子どもの考えは親とは違ってくるのです。むしろ親を反面教師にしているかもしれません。(笑)「一人の子どもが育つには一つの村が必要」(※)と言われるように、教育や子育ては親だけでできるものではないのです。

※ヒラリー・クリントンが著作で引用したアフリカのことわざ

―「一つの村」は「地域社会」とも読みかえることができると思います。一方で今、日本の地域社会は様変わりしています。親は、どうすればよいでしょうか?

武田さん

かつて地域社会にあった子育て機能は、確かに今は弱くなっています。それでも地域には、つながりを求めている家族や、つながりを作っている団体が何かしら存在しています。自分に興味があるテーマでつながっているグループにアクセスしてみるのはどうでしょうか。


お子さんが乳幼児であれば、子育てひろばや子育てネットワーク、お子さんが小学生位の年齢であれば、学校内のグループにつながるか、地域の冒険遊び場(プレーパーク)を検索して見学に行き、そこにいるスタッフの中で声をかけやすそうな人に話しかけて、また来られるようにつながりを作るのが一つの方策です。中学生以降であれば、そろそろ子離れして、むしろ親自身が興味関心を持てるテーマにつながっているグループの中で、話せる人を見つけるのもよいと思います。

―4~6の「誰かと比較してしまう」「他人の評価が気になる」「環境に巻き込まれて不安になる」は、ほとんどの人に心当たりがあると思います。どう対処したらよいでしょうか。

武田さん

共通しているのは「視野が狭くなっているのではないか」ということです。実は子どもを比較する思考は、決して世界共通のものではありません。4~6の対処法は7の「幅広い視野や情報を持っていない」と密接に関係しています。

―どういうことでしょうか。

武田さん

レゴブロックで有名なレゴ(LEGO)の本社がある北欧の国デンマークは、2022年、2023年と2年連続で世界競争力ランキングで1位になっています(※)。ちなみに日本は36位と37位です。するとデンマークでは、どんな教育をしているか気になりますよね。なんとデンマークには日本のような宿題や通知表がないんです。点数で優劣をつけるような筆記テストも、日本の小・中9年間の最終学年である9年生まで実施されません。


デンマークなど北欧の社会では、そもそも子どもたちを比較して評価することは子どもの成長にとってよくないと考えられています。教育の目的が、進学のための勉強をさせることではなく、将来その子どもがどういう仕事をして、社会の中でどう生きていくかをしっかりと考えて見極めるためです。学校では暗記よりも、新しい知識や情報をどう使っていくことができるか、学んだことを仲間と共有してどう新しいアイデアを生み出していくかを大切にして学んでいきます。


こういう知識や情報を得ると、自分の大事な子どもを日本の教育の型にはめ込んで適応させるよりも、伸び伸びと育てた方が幸せになれるように思いませんか!? 実は、もしかしたらこういう新しい情報を得るために必死で勉強しなければならないのは、親の方かもしれません。インターネット上で検索すればたくさんの情報が簡単に得られる今、子どものドリルにつきあって時間を浪費するより、親が勉強する時間が必要ではないでしょうか。人生100年、生涯学習の時代です。今から大学や大学院に行ってもいいですね。親が楽しそうに勉強していれば、子どもも真似し始めるかもしれません。一石二鳥です!

※スイスに拠点をおく国際経営開発研究所(IMD)が毎年発表しているランキング

まず取り組むべきは「子どもに信頼される親」になること

―教育虐待をしないために「子どもをリスペクトする」「視野を広げる」以外に、今から取り組めることはありますか?

武田さん

何より子どもに信頼される親になることです。子どもは親に愛されたいし、経済的にも精神的にも依存していて、親の機嫌を損ねたら生きていけないので、親の感情に敏感で、忖度することさえあります。親の方をいつもちらちら見て気にしている子どもがいたら心配です。


でも、いつもちゃんと話を聞いてくれるという体験が積み重なって、脳に「安心だ」という感覚ができれば、信頼して本音を話してくれるようになり、対話が成立するようになります。

武田さん

一方、要注意なのは、大人による「洗脳状態」です。ケアをしてくれる大人にとっての「よい子」の思考が身についてしまうのです。強すぎる超自我です。子どもは、大人から得た情報で、大人に教わった言葉と価値観の範囲内で考えるので、大人がいいと思うことに「本音で」賛同するのです。ですから、実際の教育虐待の事例には「子どもが自分から塾に行きたい、受験したいと言った」という事例が多くあります。


親が話しているのを聞いて興味を持ったとか、友だちが行くから一緒にとか、最初は物珍しさもあって行き始めるのです。もちろんその塾がその子に合っていればいいのですが、通い始めたら思っていたのとは違うからやめたい・・・でも、親に高い月謝を払わせたし、親が喜んでいるし、今さら言えない・・・ということになる可能性もあります。


たとえ「行きたくない」と言えたとしても、親に「最初あなたが行きたいと言ったんでしょ」「あと一か月は行きなさい」などと言われるので、抵抗もできなくなります。親の方が弁は立ちますから、多くの子どもはあきらめます。そもそも極端な場合、親の価値観に飲みこまれて、自分がノーであるということにさえ気づかない子どももいるのです。

―正しい子どもの本音を引き出すためには、どうすればいいでしょうか?

武田さん

まず「引き出す」と思った時点でアウトです。あなたの夫や妻、パートナーがカウンセリングの技術で自分の本音を引き出そうとしたら、どう感じますか。もし「聞いてほしいな」と思う関係性や甘えられる状況があれば、つまり、0歳の赤ちゃんのときからの長年の経験上、親が自分の話をちゃんと聞いてくれると信頼していれば、子どもは自分から話し出すでしょう。



逆に言えば、赤ちゃんのときから「聞いてもらえない」「勝手に決められる」体験を繰り返してきてしまうと、マイナスからのスタートなので時間がかかります。でも、いつからでも間に合います。しっかりと子どもの立場に立って話を聞く姿勢を見せ続けていれば、そして、強引に相手を変えようとするのでなく、自分が変わろうとし続ければ、信頼を取り戻すことは可能ですから、決して親の方があきらめないでください。

今、悩んでいる子どもたちへ

続いては、武田さんから今悩んでいる子どもたちへのメッセージです。

武田さん

まず伝えたいのは「あなたは悪くない」ということです。

教育虐待はこれまでも存在していたのですが、特別な家庭に起きるひどい親による特別な事件とみなされてきました。教育の強制は「親が子どもの将来を思って勉強させて何が悪いのか」「我慢して勉強しなければ社会に出て困るのは子どもだから、親は責任をもって子どもを勉強させなければならない」「親に強制されたからこそ今の自分があると感謝している」と肯定されてきたのです。心を壊す子どもたちがいることにはあまり着目されず、我慢に価値があるとされてきました。その結果、子どもが苦しくても、大人になったときに精神的な問題を抱えたとしても、それが大きな社会問題であることに気づかれないできました。


競争的な日本社会では、勝ち組になった人たちはヒエラルキーの上の方にいることで精神状態を保っていますが、その何倍もの人たちが受験戦争で「落ちた」体験をして痛手を負ってきました。受験がない国もありますから、それは社会的な構造の中で起きることに過ぎないのですが、本人の個人的問題とされ、自分でもそう思っていることが多いのです。文化の中で起きるので、加害者も被害者も問題に気づきにくかったのです。

繰り返します。「あなたは悪くない」。

以下は、武田さんが作成した子ども目線のチェックリストです。○○には、勉強、スポーツ、音楽、習いごとなどを入れてください。

武田さん

このリストは診断基準ではないので、何項目にチェックがあったら「教育虐待に該当する」というものではありません。チェックをしてみて、もし自分が被害者であるかもしれないと強く感じたら、勇気をもって親以外の大人や相談機関に話してみてください。次の項目で紹介しますが、こども家庭庁では児童相談所虐待対応ダイヤル「189」を無料で設置しています。

ー最後に教育虐待について伝えたいことはありますか?

武田さん

今、日本では、教育虐待の予防と対応が必要です。社会的には、教育に対する価値観の見直しや教育のあり方の検討が、加害者には学びの機会が、被害者には心のケアと親子関係の修復が必要です。長い間放置されてきた問題です。


対応はまだ始まったばかりですが、渦中の子どもたちを救い、これから起きる教育虐待を予防し、これまでに起きた教育虐待を認識して対処する必要があります。かつて教育虐待をしていた・されていた親子で、加害者である親が気づいて、今はよい関係を築いている例もあります。修復は可能です。希望は皆さんの力です。力を合わせて取り組んでいきましょう。

ー貴重なお話、ありがとうございました。

子どもの相談OK 「189(いちはやく)」児童相談所虐待対応ダイヤル

子ども家庭庁では「虐待かも」と思ったときなど、すぐに児童相談所に相談・通告ができる全国共通の電話番号として「189(いちはやく)」を設けています。通話料はかからず、子ども自らの相談も、もちろん受け付けています。「189」にかけると近くの児童相談所につながり、相談や通告は匿名で行うこともでき、相談・通告した人、その内容に関する秘密は守られます。その他、詳細は以下のリンクから、お確かめください。

こども家庭庁児童相談所虐待対応ダイヤル189について(※NHKサイトを離れます)

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みんなのコメント(60件)

体験談
いつか
40代 女性
2024年5月14日
親として中学受験を経験しました。まだ下の子供が中学受験生です。テレビを子供達と一緒に見ました。正直お母さんも…と言われないかとドキドキしていましたが勇気を出し、一緒に見ました。私も我を失うほどの怒りや悲しみが子供に向く事がありました。しかし、子供が塾でトラブルを起こした事により、腰が抜けるほどの衝撃を受け、私はいったい何を目標としているのか自問自答しました。1番大事なのは、良い中学、良い大学、良い会社に入る事ではなく、人として過ちを犯す事なく、健康に長く働いていける力をつける事だと気付きました。その為には、何より親子関係を子供にとって安心できるものにしたいと本気で考え直し、話し方や細かい所まで修正しました。子供は落ち着き、成績も戻ってきています。親も少しでも子供の為にと必死ですが、肩の力を抜いて、冗談でも飛ばしながらやっていきましょう。後、親が自分の機嫌を取るのも大事だと思います。
提言
みみ
40代 女性
2024年5月3日
教育現場に勤務しております。
教育虐待をする保護者の特徴として気になる点が3点ありますので紹介いたします。

①(性格)
元々保護者自身が、他人を蹴落として喜ぶ性格・罰を与えることが好きな性格で
今まで他人を蹴落とし罰を与えてきた分、自分がされる側になることを大変恐怖している
②(人生)
やりたくない仕事を嫌々やっていて人生に充実感がないため、セルフエスティームが低い
③ (個人の能力)
情報収集力がなく勉強が非効率的
100年ぐらい古い戦前レベルの教育法を続けているのは親自身に学習能力がないためかと思います。

NHK番組制作の皆様にお願いがあります。
「成績が上がる」ために必要な最新の科学を紹介して頂けませんでしょうか。
子ども自身が守られて、子どもの心が安定してこそ成績が上がるのだと
何度も特集を組んで説明して頂きたいと思います。
多くの教育虐待が未然に防げるかと思います。
体験談
ゆうま
20代 男性
2024年3月31日
子どもの頃(特に学童期に)教育虐待、肉体的・精神的虐待を受けていました。母親が精神的におかしい人で自分の思い通りにいかないことがあれば、風呂に溺れさせられたり、突っ張り棒や雨戸を閉める棒(先の尖った金属製の細い棒などで)身体中を思いきり叩かれてよくアザをつくって学校に行っていた覚えがあります。(学校の先生などに気づかれた際は「階段から落ちた」と嘘をついてやり過ごしていました。)

教育虐待という面では、音楽(歌とピアノ)や塾、習字などのいわゆる「芸事」を押しつけてくる人であり、望んでいないことを無理やりやらされました。「勉強しなさい」などの言葉を日々浴びせられ、成績が悪ければ怒鳴りつけられ、こっちが反抗すれば食事を抜きにさせられたり、寒い中外に閉め出されたりしたこともありました。

しまいには、「あんたなんか産まなければよかった」と言われたこともあり、正直無理心中も考えたことがあります。
体験談
凪瀬ユイト
30代
2024年3月31日
私も親父から教育虐待を受けていました。
もう幼稚園児の頃から深夜(夜中の0時や2時)位まで勉強させる、勉強を間違えると『何でこんなん間違えるんだバカー!!』とか叫んで殴りつける、
夜遅くによる勉強で睡眠不足になって
幼稚園のままごとコーナーで寝てしまう。
そんな父親の口癖は『俺は子供3人を国公立大学に入学させるんだー!!』でしたね。
自分にとって勉強=暴力の様な物になっているし、勉強=東大と国公立医学部に合格する為の物だけになってしまいましたね。
小学校6年生の時の話なのですが、韓国の受験戦争VTRを椅子に紐で縛られて夜遅く迄強制的に見せられた事もあります。もう受容任度は超えてます。
そんな私は小学3年生の頃、余りに東大と国公立医学部に行くための勉強が嫌になりすぎて『中学卒業したら働く!!高校は行かない!!』と泣きながら宣言していましたね。



アラサーになっても教育虐待は一生の傷です。
体験談
ゆん
20代 女性
2024年3月30日
両親が教育熱心な人で、幼稚園から受験させられ、小学校は私立の女子校に入れさせられました。当時の私は何だかよく分からないまま親の言われる通りに勉強し、幼稚園終わりには、園で遊ぶ友達を横目に塾に向かっていました。
小学校受験の内容もおかしなものでした。大人と話す時は敬語を使い、面接では校長先生に気に入られるような答えをあらかじめ用意しましたし、トランプで負けても泣かない練習や、音を立ててジャンプをしない練習など、今思えば意味の分からないものばかりです。
本来の自分を受け入れてくれる学校ではなく、学校に合格をもらうための偽物の自分なのですから、小学校でも上手くいくはずがありませんでした。
小学校時代も、父親からの教育へのプレッシャーは強く、学校終わりに塾に通い、1日のスケジュール表をリビングにデカデカと貼られ、時間通りに行動し、勉強しないと怒られる日々。
現在は複雑性PTSDで引きこもりです。
体験談
やべっち
50代 男性
2024年3月19日
現在59歳ですが、教育虐待を受けていました。結婚後も少しの間は受けていました。勉強以外は禁じられ、勉強以外に興味をもつ芽を踏みにじられていました。いつも監視され、大学で親元を離れ監視から解放されたら、ボーっとするようになってしまいました。片方はもう死にましたが線香はほとんど立てません。
感想
こたつ
50代 女性
2024年3月17日
親のせい…こればかり言われますね。子供に楽しく幸せで安全に人生をすごしてほしい。どの親にも共通した願いです。でもある程度の学歴、それがなければ優れた才能、センスを持ち合わせていないと思った人生を歩くことがなかなか難しい現代の世の中です。早くから夢を持つことが出来た幸運な子供はそれに向けての努力を自らつくすことはできますがね。
日本の高学歴の新卒大学生のみをかつぎ上げるシステムが全ての根源だと思います。
それ以外の学生、成人は選考の範疇に入るチャンスすら貰えない状況を見ると、親はそりゃ大変焦りますよ。教育虐待まがいのことをしてしまう親の気持ちにも同情してしまう部分があります。
体験談
ねねね
40代 女性
2024年3月17日
(続きです)
 今は親への怒りはありません。怒りにはエネルギーが必要で、親にそのエネルギーを向けるのも無駄だからです。あるのは諦めだけです。
 親にはもう二度と会うことはないでしょう。私の人生や意思を蔑ろにされるのは、もう耐えられないからです。
 親を赦すこともないと思います。親に搾取された人生には、やり直しも出来ない時期も含まれているからです。
 長文長々と失礼致しました。親と同じ轍を踏まないことが、私の子育ての目標です。
このような人生もあるということが、悩んでいるご家庭の参考になればと思い、この度投稿致しました。
体験談
ねねね
40代 女性
2024年3月17日
(続きです)
大学卒業後、しばらくは普通の親子関係を目指しましたが上手くいかず、10年ほど経てから子供を授かったのを期に、距離を置きました。高校生の自分の人生に絶望した頃から、いつも水槽の中でふわふわ浮いているような、地に足が着いていないような、出来の悪い他人の人生を眺めているような気持ちで生きていましたが、親と距離を置いて5年経過した頃から地に足がついたような気がし、10年以上経過した今は確かに自分の人生を取り戻した気がします。高校生頃から、固いヘルメットで遮られているように、勉強したことが全く頭に入らなくなっていたのですが、親と離れて10年くらいで元に戻り、40代後半の今の方が高校時代よりも勉強が出来る気がします。今となっては、30年以上悪い夢の中で生きてきたような感覚です。
体験談
ベル
20代 男性
2024年3月16日
母親は子供の出来ないことを無くすことにエネルギーを使っていて、どうすればその状況乗り越えられるかという工夫には一切考えない、ある意味脳筋みたいな感じでした。私も最近私自身の考えにそれが深く根付いていて、我慢することが大事など、どんなに苦しくなっても精神論で突き進んでしまう癖があることに気づいて、他のやり方がないかという模索を意識してするようにしています。もう1つは、なんでもかんでも母自身の価値観で決めつけられ、「できて当たり前、できないのはおかしい」という言葉で雁字搦めにされていました。

色々書いてきましたが、どこまでが教育虐待なのか分からない、超自我とか、精神の話をされるとそれこそ、今生きている私自身への否定に繋がりかねない。とても怖いです。
どこまでが教育虐待の影響か分からない、親はもう知らん顔、本当に細い細い道を一人で誰も傷つけないように、それでも傷つけて生きなきゃいけないと思う。
この記事のコメント投稿フォームからみなさんの声をお待ちしています。