
小児がんの子どもたちをどう救えば…【ナターリャさん・ハリコフ】
「ここでは彼らは死を待つだけです。医療機器も使えず、誰が彼らを救えるのですか」
ウクライナ第2の都市・ハリコフでは、小児がんの子どもたちが病院の地下室に身を寄せています。子どもの医療支援を行うナターリャ・クリヴォラポワさんは、彼らの命を救ってほしいと訴えます。
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21世紀に、なぜこんなことが
ウクライナ第二の都市・ハリコフで、小児がんの子どもたちの医療支援を行うナターリャさん。
ロシア軍の侵攻を受け、より安全な場所を目指して子どもたちと20キロ離れた病院に移動。その地下室に身を寄せています。
街のライフラインは寸断され、十分な治療を行うことができないと言います。

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ナターリャさん
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ここでは彼らは死を待つだけです。銃撃が続いていて、治療もできません。電気は通っておらず、医療機器も使えません。子どもたちはとても怖がっています。がんの治療だけでなく、精神的なケアも必要です。いったい誰が彼らを救えるのでしょうか。
ナターリャさんも4人の子どもを育てていますが、避難する決断ができないと言います。
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ナターリャさん
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「(小児がんの)子どもを見捨てられません。逃げるのも留まるのも怖い。こんなこと早く終わってほしい。21世紀に、なぜこんなことが起きているのか」