
どうしてる? 性的同意や避妊の意思確認
性的同意・避妊の意思をどう伝える?
性交渉や避妊の方法をどう知った?
テレビの取りあげ方をどう思う?
国際男性デーに向けて、“性”をめぐる本音について、みなさまからご意見を募集しました。寄せられた声のうち、「性的同意・避妊の意思確認」に関する内容を一部 紹介します。
(#BeyondGenderプロジェクト班)
性交渉や避妊の意思をパートナーにどう伝えてる?
避妊具を付けない方に対して、流れのまま『付けて欲しい』と言えなかったことはあります。 今のパートナーとは籍を入れてから避妊具を外す、という認識を話し合った上で行えています。
「痛いのでやめてほしい」と訴えてもやめてくれなかったとき、それ以上、何を言えばいいのか わからなかったし、行為がうまくできなかったあとに機嫌を損ねられると、対応に本当に困りました。1人ではなく2人ですることだから、互いにうまくできるようになろうとする意志を言動で表すことが誠意ではないかと思います。
まず男女交際をする時に「交際契約書」を交わしました。そこに「避妊義務」と「同意なき性交の禁止」を盛り込みました。 現在も「セックスする?」とはっきり聞くようにしています。 明確に同意を得られたとき以外は性交しません。
特に意識したことはありません 流れの中で対応しているかと
言葉でハッキリ「避妊して」と伝える。無理なら行為をしない。遠回しに言っても、わからないことがあります。
性交渉については受け身のことが多いので、強引にされることもあった。力が弱いから避けられない。そういう場合でも避妊については伝える。
パートナーにうまく伝えられたことはありません。「本当は嫌だけれど、拒絶したことで怒らせて暴力を振るわれたりしたら」と思うと言えませんでした。何が何でも嫌なときはどうにか断りましたが、パートナーはその後も折に触れて、その行為をしたがり、彼と過ごすことがつらくなったので、今は連絡も絶っています。
そういう雰囲気になると、「ゴムある?」と自分から言っていた。
そういう状況になってパートナーが避妊を求めていたのに手元に避妊具がなく、そのまま気まずくなった経験はある。
性行為前に避妊するかはよく話し合った上で行っている。
パートナーであっても同意はとっています。避妊は必ず行っています。
ハッキリと「コンドーム着用して」と言う。素直に応じてくれたら「かっこいいね」と褒める。
性交渉や避妊の方法について、いつ、どのように知った?
高校生の時にネットからの情報で学んだ。
中学校の保健の授業で知った。避妊のことについて以外に、学生時代に子どもが出来てしまったら、学校をやめて働かなくてはならなくなるかもしれないなど、その後の人生が大変になることや、その他にエイズなど性行為から感染する病気についてなどいろいろと教わりました。
交渉や避妊具の着用方法は使うときになるまで知りませんでした。必要になって初めてインターネットで調べました。興味がなくとも、関心を持って知っておくべきであったと思います。
アメリカに住んでいたので嫌と言うほど中学3年の授業で学び、避妊具もくばられました。
10代の時につき合った彼氏にコンドームの着け方を教えてもらいましたが、それが正解なのか、大人になっても未だにわかりません。
大学生以降、友達や先輩から聞いて知った。あとAV。
性交渉については小学校の理科の授業、避妊については中学の保健体育。
知らないし、習ってない。
中学校での性についての講座で知った。
小学校や中学の保健体育の授業で知りました。でも授業では先生が気まずそうにただ教科書を読んで詳しく説明せずに素通りという感じだった。
テレビやラジオにおける、”性”に関する情報の取り上げ方について、どう思う?
女性の生理についてほんの2~3年前まで何も知りませんでした。正しい情報を伝えるような方向にしてほしいと思います。
身近な番組、多くの人が見れる、聞ける時間に分かりやすく情報を提供すると良いと思います
取り上げ方に慎重すぎて、一種のタブーのようになっているように感じます。小学生(高学年)向けや中学生向けの番組をもっと作って、早くから性教育に触れられる環境づくりを社会全体でしていく必要があると感じます。
逆に最近オープンになりすぎて戸惑う。
日本における性教育は根本から方向性が違うと思っています。性交渉の教育の前にもっと学ぶことがあります。相手を尊重する気持ちや話し合いの基盤です。コミュニケーションできない人が相手を思いやる気持ちを学ばなければ、自分の欲望にしか従いませんよね。 そういう根本を抜いての性教育はあり得ません。性教育は性交渉の教育じゃないですから。子ども向けの番組が必要です。
世間的にタブー視する風潮があるので、ドラマの中の1シーンとかで自然に取り上げてほしい。無意識の思い込みにまず気がつくことが大切だが、それが難しいことだと思う。
性的マイノリティーやジェンダー平等、避妊などについて、活発に議論する番組がいい。
あまり隠さずに、また殊更特集を組むでもなく、普通にすんなり頻繁に耳に入る情報になればいいなと思います。
“男らしさ”の押しつけ、性的同意や避妊の意思の伝え方について、あなたのご意見・お考えをご意見募集ページからお寄せください。今後、記事などで紹介させていただきます。
https://forms.nhk.or.jp/q/V7O7I22U
2022年11月8日までに寄せられたご意見の一部は、国際男性デー(11/19)に配信した「みんなでプラス ジェンダーをこえて考えよう」、11月22日(火)に放送したラジオ第1『マイあさ!』、11月25日(金)ラジオ第1『ジャーナルクロス』で紹介させていただきました。