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自然との共生目指す地域【インスタ画像でわかりやすく解説】

岩手県のある地区に伝わる「しし踊り」。

踊りには、自然からの恵みに対する感謝の気持ちや、狩猟した野生動物の供養という意味も込められているそうです。

いま、岩手県内の山あいの地区ではシカやクマなどの野生動物の数が増加し、農作物の被害が続出。

猟師が駆除を行う事態になっています。

農作物を被害を防ぎながらも野生動物とどう共生していくのか―。

模索が続いています。

(NHK盛岡「イワテアス」より)

※サムネイルの画像を矢印に沿ってスワイプすると、インスタグラム「地球のミライ」で投稿した画像の続きを見ることができます。

陸の豊かさも守ろう 自然との共生目指す地域

岩手県内各地に伝わる、しし踊り。狩猟した動物の供養のために始まったとされています。命を分け与えてくれる動物や自然に対して畏敬の念を抱き、祈りを捧げてきました。

かしらのたてがみに使われているのは木材。ドロノキの角材をカンナで削ったものです。しし踊りには欠かせませんが、ドロノキが不足し、テープで代用していた時期も。

地元の子どもも参加
地元の子どもも参加

大槌町臼澤地区では7年前から「ドロノキ」の植樹活動を開始。森の再生も目指して、 放置された牧草地に植えました。材料として使える約40年後まで手入れを続けたいと考えています。

臼澤鹿子踊保存会 東梅英夫さん

「40~50年というのは、今の子どもらが自分らの歳の年代になったらば十分に使えるので、自分らがやったんだっていう誇りを持って使える時代が来るんだろうと」

しし踊りを未来に残そうという一方で、近年、人と動物との関係では変化も。近年、熊や鹿などの個体数が急増し、一関市では農作物への被害が年間2,000万円以上に。

動物の数は増えすぎないように調整の役割を担うのが猟師たち。県の猟友会の会員は、かつて1万人近くいましたが、いまは6分の1以下に減少。狩猟の担い手不足が深刻化しています。

農作物被害を防ぎながら、野生動物たちとどのように共生していくのか。
SDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」。
各地で模索が続いています。

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インスタグラムでも画像を公開中

インスタグラム「地球のミライ」では、環境問題や気候変動のほかSDGsの達成に向け、いま課題になっていることを写真やグラフィックで紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
インスタグラム「地球のミライ」※NHKサイトを離れます

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