愛媛県西条市に建築 ホテルも“ゼロエネルギー”で温暖化対策【動画】
日本“初”のエネルギー消費実質ゼロ デザインは建築家・隈研吾さん
- 2023年12月11日
気候変動対策の国連の会議、「COP28」が開かれていますが、地球温暖化の影響は、愛媛県内でも水不足など、さまざまな面で懸念が強まっています。
企業にも対策の強化が求められますが、建物の用途別にエネルギー消費量を見ると、面積あたりでは
飲食業に次いで多いのがホテルや旅館です。冷暖房のほかレストランの冷蔵庫や調理器具、それに照明などでエネルギーを多く使うためで、観光業が盛んな愛媛県でも宿泊業のエネルギー消費をどう減らすかは大きな課題です。
こうした中、全国に先駆けて西条市のホテルで始まった新たな取り組みを取材しました。
特集の内容はNHKプラスで配信中の12月8日(金)放送の「ひめポン!」(NHKGTV午後6時10分~)でご覧いただけます。
ことし5月に西条市に開業した「ゼロエネルギーホテル」。デザインは世界的な建築家、隈研吾さんで、大きな屋根は「石鎚山」をモチーフに、自然をそばに感じられるようにと独特の意匠をこらしています。
さらに注目されているのが環境に配慮した運営です。国が進める「ZEB=ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」にホテルとして初めて認証されました。エネルギー消費をゼロに抑える鍵は、電力を節約する“省エネ”と、エネルギーをみずから生み出す“創エネ”です。