南部町立睦合小学校 和紙の原料から学ぶ!手すき和紙体験
- 2024年02月22日
こんにちは!キャスターの宿輪ゆきです。
今年度、創立150年を迎えた南部町立睦合小学校へ行ってきました。
授業が始まって3時間目。
5年生が外に集まっていました。
みんなが手に持っていたのは、和紙の原料となるミツマタの枝です。
原料から和紙を作るんです。
二人一組で協力しながら、蒸して柔らかくした枝の皮をむきます。
さらにその皮の茶色い部分を取り除き、白い部分だけにしていきます。
みんなおよそ30本の枝を黙々とむいていました。
私も少し体験させていましたが、蒸したときの水分が冷たーくなっていて大変な作業でした。
そして天日干しして、この日の作業は終了です。
この授業は2年かけて学びます。
6年生が続きをするのを見せてもらいました。
去年天日干ししたミツマタを再び煮詰め柔らかくします。
それを棒で時間をかけてたたいて木の繊維を細かくしていきます。
和紙の材料が出来上がると、
水と専用ののりと混ぜ合わせて一人1枚ずつ和紙をすいていきます。
児童たちは、「難しい」と言いながらも楽しんで手すき和紙を体験していました!
そしてこの出来上がった和紙は、自分の卒業証書の用紙になります。
世界に一つだけの卒業証書。
これからも続いていってほしいすてきな授業だと思いました。