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舟久保遥香選手 パリ五輪に挑む 柔道女子57キロ級

Newsかいドキ
  • 2024年02月05日

ことし7月から開催されるパリオリンピックの柔道女子57キロ級で日本代表に内定している、富士吉田市出身の舟久保遥香選手に初めてのオリンピックにかける思いをインタビューしました。初めて代表入りした気持ちや強化している技について、たっぷり聞いてきました。(大友瑠奈記者)

県勢最速で代表内定 「素直にうれしい」

柔道女子57キロ級の舟久保遥香選手は、世界選手権では2大会連続の2位、オリンピックと世界選手権に次ぐ国際大会、ワールドマスターズでは3位と実績を重ねてきました。そして去年8月、県勢としては最も早くパリオリンピックでの代表に内定しました。
舟久保選手にとって、初めてのオリンピック代表入りです。

東京・世田谷区にある所属する実業団チームの道場で大会に向けた気持ちを聞きました。

舟久保選手
 

舟久保遥香 選手
柔道を始めてからオリンピックはずっと目標にしてきたので素直に出られることがうれしいと感じています。実感はそんなにまだないんですけど、でも近づいてきているなっていう感覚はあるので緊張感はあるなっていう感じです。

東京オリンピックでは代表入りを逃した舟久保選手。
その悔しさをバネに練習を重ねてきました。

寝技は「誰にも負けない自信」

舟久保選手の強みといえば、中学3年生で編み出した、いわゆる“舟久保固め”をはじめとする寝技です。“舟久保固め”は、うつ伏せで寝技を逃れようとする相手の右脇腹に左手を差し込むと同時に右手で相手の腰の道着をつかみ、相手をひっくり返して抑え込みます。

舟久保選手
 

寝技はやっぱりずっと積み上げてきたものがあるので、誰にも負けない自信があるので最大限生かしていきたいと思っています。

取材に伺った日には、関節技や絞め技に持ち込む動きを繰り返し練習していました。

さらに、いま磨いているのが足技です。寝技を警戒する相手の態勢を崩すことにつながるからです。

舟久保選手

やっぱり足技でポイントを取れるようにすることももちろんですし、そこから抑え切るという部分でやっぱり足技が重要なポイントになってくるかなと思っています。
臨機応変に相手の動きに応じて、そのとき取れる技を選択して取っていければいいかなと思っています。

地元への思い 中学生から世界を意識

インタビューでは、高校生まで過ごした地元への思いも語っていました。

舟久保選手
 

中学生で初めて全国大会を優勝して世界に出ていきたいと思うようになりました。
常に応援してくださっているのが本当に伝わって、いろんな人から声をかけてもらっていますし、本当に地元からの応援は本当に力になってます。

2023年12月19日には地元・富士吉田市の母校を訪れ、後輩たちから大会に向けたエールをもらいました。

舟久保選手
 

高校時代がなければ今がないと思うので本当に私にとって重要な時期だったなと思います。きつかったですけど、やっぱりみんなで一生懸命目標に向かってやるっていうのは本当にやっぱり今にはないものなので、本当に楽しかったです。

オリンピックでは“金”

舟久保選手にオリンピックでの目標を書いてもらうと、ずばり「金メダル」でした。

舟久保選手

ことしは金メダルしか目指していないので、金メダルを獲得できるように頑張っていきたいと思います。柔道競技をしてる人たちからしたら、本当に1番目指したい場所だと思うので、そこで勝つことをずっと目標にしてきたので、どんな勝ち方かあまり考えずに執念深く、とにかく勝ちにこだわって勝ち上がれたらいいかなと思っています。

パリ五輪:舟久保選手の出場予定

▽柔道女子57キロ級      7月29日
▽混合団体(出場する可能性) 8月3日

  • 大友 瑠奈

    甲府局 記者

    大友 瑠奈

    2018年入局
    山口局を経て2021年から甲府局
    大学・学術やスポーツを中心に取材 

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