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高知の免許更新がスムーズに!

免許センターに自動受付機が導入
  • 2024年01月11日

 

いの町にある高知県運転免許センターに、免許の更新や返納といった手続きを受け付ける自動受付機が新たに導入。混雑の緩和などが期待される中、手続きの流れや注意点を取材しました。
(高知放送局 記者 園田孝一郎)

免許の手続きを“デジタル化”

高知県警察本部はこれまで独自に開発・運用していた運転免許の管理システムを、警察庁が構築した全国共通のシステムに統合。これを受けて、いの町にある高知県運転免許センターに、ことし1月から免許の更新などを受け付ける自動受付機が導入されました。

 

免許センターに導入された自動受付機(施設全体に6台導入)

新たな手続きの流れ・注意点は?

自動受付機では、免許証の更新や返納・登録情報の変更といったさまざまな手続きをタッチパネルでスムーズに行うことが出来ます。

端末のメインメニュー画面

端末が免許証のICチップを読み取ることで、これまで申請書に手書きで記入する必要があった
名前や住所などの情報が自動的に入力されます。

画面に表示された指示どおりに入力を進めると申請書が自動的に出力され、その後の講習や適性検査に進みます。

これまで受付を行っていた交通安全協会による有人の窓口は廃止され、自動受付機での手続きに一本化されることになりました。

免許センターの有光裕司 課長補佐

「端末の近くに職員を配置してサポートするので、操作に不安のある高齢の方なども
安心して利用してください」

免許センターの混雑緩和に期待

高知県免許センターには、多いときは1日で500人を超える人々が免許の更新に訪れるということで、長い待ち時間や駐車場の混雑が課題になっていました。

高知県運転免許センター(いの町)

自動受付機の導入により混雑が緩和されるだけでなく、免許の更新区分などを自動で判別できるようになるため、手続き上のミスの削減につながると期待されています。

一方、年始や大型連休明けの時期は、1年で最も混雑することから引き続き注意を呼びかけています。

有光さん

「大型連休明けは更新期日が近づいた人々が押し寄せてとても混雑します。
自動受付機の導入で多少の緩和は期待されますが、更新期限に余裕のある人は、こうした時期を避けた来庁に協力をお願いしたい」

高知県では、新年度から運転免許証とマイナンバーカードの一体化事業も始まる方針です。免許更新時の講習のオンライン化や、住民票と免許証をまとめて住所変更できる仕組みなどが検討されており、県民の利便性の向上が今後も期待されています。

  • 園田孝一郎

    高知放送局 記者

    園田孝一郎

    2017年入局
    司法・警察取材を担当
    運転免許は10年前に石川県の免許合宿で取りました。

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