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能登半島地震 “南海トラフ地震で想定の災害がすべて・・・” 

高知にとっての教訓とは NHKプラスでも1月11日午後6:59まで見逃し配信中
  • 2024年01月05日

最大震度7で大津波警報。1月1日に起きた能登半島地震は、南海トラフ巨大地震に備える高知にとって決して無関係ではありません。私たちは何を教訓とすべきなのか、高知大学の専門家に聞きました。(NHK高知放送局記者 林航生)

能登半島地震の教訓に関する専門家のインタビューは、NHKプラスの見逃し配信で全国どこでもご覧いただけます。追加の負担は必要ありません。配信は1月11日(木)午後6:59までです。

クリックするとNHKプラスの見逃し配信をご覧いただけます。
1月11日(木)午後6:59まで

能登半島地震の特徴は?

高知大学防災推進センター 岡村眞 客員教授

1月1日に発生した能登半島地震はどんな特徴があるのか。地震のメカニズムや防災に詳しい高知大学防災推進センターの岡村眞客員教授は、特に強い揺れが広範囲に広がったと解説します。

震源が浅いということは、小さな地震でも揺れが大きくなってしまいます。
まして今回マグニチュード7.6という地震ですので、揺れは最大震度7になってしまった。

さらに今回、古い木造住宅の倒壊も目立ったと指摘します。

▽地震の起こった範囲が広い
▽木造家屋が非常に多い
▽高齢化に伴って建物も老朽化している
▽約3年前から地震が続いていて、家が傾いているような状況の中で生活していた人も
こうしたことから、今回の地震で建物が倒壊したと考えられます。

高知が学ぶことは?

南海トラフ巨大地震への備えを進めている私たちにとって、能登半島地震から何を教訓とすればいいのでしょうか。東日本大震災以降の防災対策では、津波からどう避難するかに重点が置かれていますが、岡村客員教授は地震の揺れで建物が倒壊しない対策も重要と強調します。

強い揺れによる建物の倒壊、液状化、津波、火災。
南海トラフで想定されている災害がすべて能登半島で集約されて起こった。
今回の地震では、陸に非常に近い断層が動いてるので数分で津波が来ているわけです。
南海トラフは岸から100~150キロ離れているので(津波が押し寄せるまでの)時間を有効に使えるかどうかが大きな問題です。まず長く揺れたらとにかく津波が来るんだということ。
その前に揺れで家が壊れない。損壊しない。
「地震でけがをすると、もう逃げられない」ということをいま一度考えて、今回の能登半島地震を教訓にしていただければと思います。

避難のポイントは?

いざというときにどう避難するかを改めて確認しておくことも重要です。

どこで土砂崩れや道路が損壊するかはかなり調査も進んでいて、高知県がどの地域のどこが危険かをマップで知らせています。                                  自分が住んでる土地の条件をもう一度判断いただく機会にしてほしい。

 

地震が起きたときどうすればよいか、避難や火災への対応、安否確認の方法など、さまざまな注意点をこちらにまとめています。ぜひこの機会に改めてご確認ください。

  • 林 航生

    高知放送局 記者

    林 航生

    2022年入局。 初任地は
    松山。去年から高知に赴任。 現在は事件・事故や災害の分野を担当。

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