卵の値上がりでピンチ!
- 2023年03月16日
卵が400円近くに!
2月末に訪れた高知市内のスーパー。
この日の卵の価格はLサイズの10個入りが税込みで376円でした。
この店のLサイズ卵10個入りの平均価格の推移を見てみると
去年1月は215円でしたが、ウクライナへの軍事侵攻が始まり、右肩上がりに上昇。
その後、国内での鳥インフルエンザの感染拡大などもあり、
2月には、1年前に比べおよそ1.5倍の326円にまで上がりました。
買い物客は一様に財布のひもを締めているように感じました。
卵が値上がりしても、料理には絶対使うので買わざるをえません。
毎朝、卵焼きや目玉焼きをお弁当に入れるのですが、今は牛乳やお水を足して、
少しかさ増しして作っています。早く安くなってほしい。
卵の価格が上がると、お客様も倹約志向になるので、他のものの買い渋りが出てきて、売り上げが落ちるのではないかと心配しています。
卵焼きの店は断腸の思いで値上げ
須崎市にある卵焼きが看板メニューの店は、2月、ついに、商品の値上げに踏み切りました。
460円だった卵焼き(単品)を20円値上げして480円に。
3月からは、さらに70円値上げし、550円で販売しています。
原材料や水道光熱費の高騰、それに加えて、卵の高騰のトリプルパンチで、
まさに死活問題です。
従業員の給料は削れないし、雇用を守るため、店を存続させるためにも
断腸の思いで値上げしました。
卵の量を減らして対応
オムライスでまちおこしをしてきた日高村でも頭を抱える飲食店が増えています。
村にある中華料理店では、オムライスにこれまで卵を2つ使っていましたが、値上がりを受け
卵の量を減らしました。
料理のボリュームや見た目も考えて、卵1個に、溶き卵を少し足すことにしたのです。
卵の価格が上がったので仕方ないと思っています。
オムライスを出しているほかの店も大変だと思いますが
なるべく卵が安いところで仕入れるなど
自分たちも努力しないといけない時代になっていると感じます。
卵に限らず、さまざまなものの価格が上がっています。
家庭でも飲食店でも、卵の価格高騰にどこまで耐えきれるのか、
終わりの見えない闘いが続いています。