NHK金沢で発見!アナウンサー業務割り当て自動化メカこびと
- 2023年08月29日
「かがのとイブニング」新コーナー「職場で発見!メカこびと」。
「こびとの靴屋」の童話のように、人間の代わりに働いてくれるこびとがいたら便利ですよね。
人手不足が深刻な今、いろいろな職場で、機械やコンピューターで作られたメカこびとが活躍するようになっています。
そんなメカこびとを職場で生み出すコツを探ります。
NHK金沢放送局でメカこびと2号を発見しました。
(アナウンサー 松岡忠幸)
メカこびと2号を発見した職場は、金沢市の放送局。
そう!NHK金沢放送局です。
開発したのは、アナウンサーの仕事の大変さに困り果てたこの人でした。
【アナウンサー 松岡 忠幸】
それぞれの放送枠を、どのアナウンサー・キャスターが担当するかは、アナウンサーが決めます。
その放送枠は、テレビはもちろんラジオもあって、本当にたくさんあるんです。そのすべてに、漏れなくアナウンサー・キャスターを割り当てて、そのことを担当者にきちんと伝えるというのは、なかなか大変なことです。
しかも、台風が来た、誰かが体調を崩したなどで予定が大きく変わることはしょっちゅうです。
その、変わりましたよという予定を、また漏れなくきちんと大急ぎで伝えるというのが、本当に大変だったんです。
そこで開発したのが、業務を自動で割り当ててくれるメカこびと。
日付を指定すると、1か月分の業務を自動的に一瞬で、漏れなく割り当ててくれます。
パソコンが得意な松岡が、表計算ソフトのプログラム機能を使って作りました。
放送枠に大きく影響する大相撲の開催日程も、自動で反映!
大相撲がない時は、
じわもんラジオがあって、
大相撲がある時は、
じわもんラジオはお休みです。
それぞれのメンバーごとの表も自動的に作成してくれて、
ボタン一つでメールを送ることができます。
割り当ての変更も確実にかんたんに伝えられるようになりました。
【アナウンサー 松岡 忠幸】
メカこびとを作るコツは、「現場がつくること」だと思います。
現場だからこそ、「自分たちには大相撲判定機能が必要だ」なんてことが分かるんですよね。
これからAIなどが進化して、ますますメカこびとづくりのハードルが下がっていくと期待しています。どんどんメカこびとが生まれる職場が増えていくと、たのしいですよね。
【アナウンサー 松岡 忠幸】
ということで、きょうから始まった「職場で発見!メカこびと」のコーナー。
次にメカこびとを発見しに行くのは、あなたの職場かもしれません。