金沢バス観光 周遊バス・路線バス 乗り場も1日乗車券も迷わず
- 2023年10月01日

「バスがややこしい」「ICカードが使えない」
駅前や観光地で取材をしていると、こうした困り声をよく耳にします。
金沢観光に欠かせないバスを使いこなせるよう、私たちが徹底解説します!
※2023年10月1日の北陸鉄道バス運賃改定にともなって記事を更新しました。
(記者 松葉翼 アナウンサー 松岡忠幸)
バスの種類が多い・・・
金沢を訪れて最初につまずくのがバスの種類の多さ。大きく分けて5種類あります。





さらに観光客泣かせなのは、バスによってSuicaやICOCAといった全国交通系ICカードが使えなかったり、1日乗車券が使えなかったりすること。それぞれのバスの特徴をまとめました。

重要ポイントは3つ!
● 観光地をめぐるなら1日乗車券
● 周遊バスの専用のりばは東口「7番」
●高速バス・特急バスは西口
●金沢市内1日フリー乗車券

兼六園やひがし茶屋街、金沢21世紀美術館など、バスを何度も乗り降りして観光地をめぐる人には、1日フリー乗車券がおすすめ。どのバスでもこの1枚で乗車出来ます(土日祝日のみ運行の「まちバス」は除く)。金沢駅前のバスのりばでも購入できます。
この乗車券はスマートフォンなどで利用できる便利なデジタル版もあります。新幹線や特急などで金沢に向かう間に購入して、駅を下りたらすぐに使うことが出来ます。webアプリ「のりまっし金沢」から購入できます。

●周遊バス専用のりばは「7番」

金沢市中心部の主要な観光地をぐるっと周遊しているのが、「城下まち金沢周遊バス」です。右回りと左回りのバスが、金沢駅からそれぞれ15分間隔で出発しています。2023年7月から「城下まち金沢周遊バス」は東口の「7番」に専用のりばが出来ました。
●高速バス・特急バスは「西口」
金沢から輪島や山中温泉などの県内の観光地、また高山や白川郷など県外に向かう際に便利なのが高速バスや特急バスです。以前は行き先によってのりばが離れていましたが、こちらも2023年7月からのりばが変更になり、すべて西口に集約されました。(高岡・砺波方面は東口)
混乱しやすい2つのバスのりば


金沢駅内の案内には、東口と西口の両方に「バスのりば」の案内があるので迷うかもしれません。兼六園やひがし茶屋街、金沢21世紀美術館など、ほとんどの観光地に行くバスは東口から出発します。

西口ののりばからも、大野からくり記念館をはじめ魅力的な観光地に行けます。また、西部緑地公園でツエーゲン金沢の試合が行われるときに運行される直通シャトルバスのりばも西口です。金沢観光が2回目・3回目という方は、西口から出発するバスも乗ってみては?


バス案内板を使いこなせ!

東口を出てすぐのところに、主要観光地別バスの電子案内板があって便利です。周遊バスは15分おきに出発しているので、とりあえず7番のりばで待っていれば大丈夫です。
松岡アナいちおし!
路線バスで行く「石川県立図書館」

私がバスで行くおすすめ観光スポットは石川県立図書館!金沢駅から直通のバスが出ているので、雨の日でも濡れる心配がありません。「なぜ観光で図書館?」と首をかしげていた家族も行って納得していました。
2022年7月にリニューアルしたばかりの石川県立図書館は、一目見て圧倒される“映え”っぷり!

いろんなイスでくつろぎながら本を読めたり、工夫がこらされた子どもエリアがあったり、どんな人でも楽しめる図書館です。また図書館はバス停と一体化しているので、待つ時も快適です。

金沢に観光に来たみなさんがバスを乗りこなし、よい思い出をたくさん作れるよう祈っています。