ページの本文へ

かごしまWEB特集

  1. NHK鹿児島
  2. かごしまWEB特集
  3. 鹿児島ユナイテッド vs. FC琉球 NHK鹿児島で生中継! 

鹿児島ユナイテッド vs. FC琉球 NHK鹿児島で生中継! 

今季の鹿児島ユナイテッドと試合展望
  • 2023年05月12日

5月14日(日)に白波スタジアムで行われる『Jリーグ30周年記念マッチ』J3リーグ第10節
鹿児島ユナイテッドFC vs. FC琉球の試合をNHK鹿児島で生中継!第9節を終え、現在6位の鹿児島ユナイテッドの相手は、13位の琉球。J3優勝・J2昇格へ向け負けられない一戦を前に今季の鹿児島ユナイテッドを紹介!試合の展望も!(アナウンサー・黒田賢)

調子は上向き!攻撃的な鹿児島らしいサッカー

第9節を終え、現在6位の鹿児島ユナイテッド。目指すのはJ3優勝、さらにシーズン終了時点で上位2チームが権利を得るJ2への昇格です。去年は一時首位をキープするも、終盤に失速し3位。2位とは勝ち点1差。あと一歩で昇格を逃しました。 
今季掲げているのは「常に相手のゴール近くでプレーする攻撃的なサッカー」
 序盤で波に乗れず第7節終了時は13位と苦しんだものの、直近の第8節のいわてグルージャ盛岡戦、第9節のギラヴァンツ北九州戦は相手を押し込んで連勝!状態は上向きです!

10日の公開練習後取材に応じる大嶽直人監督

高い位置(相手ゴールに近い位置)でボールを奪い得点する」自分たちのやろうとしていることが体現できたことが1つのポイントになっていると思います。自分たちは高い位置からやることでボールがマイボールに転んだり、リズムが自分たちのところにコントロールできたり、色々な場面で自分たちに上手く回ってきているんじゃないかと思います。」(大嶽監督)

「帰ってきた得点王」FW24 藤本憲明選手(33)

鹿児島らしい攻撃的サッカーに近づいている理由の1つが
「実績があるベテラン・藤本憲明選手の復帰」です。

鹿児島ユナイテッドがJリーグに参入した2016年から2年間、チームに所属していた藤本選手。2016年シーズンは15得点、2017年は24得点を挙げ、いずれもJ3得点王に輝きました。移籍後はJ1やJ2(大分/神戸)でプレー。鹿児島に復帰後は右ひざのけがで長期離脱を強いられましたが、第7節の宮崎戦で途中出場するといきなり2アシストと経験値の高さを見せました。その後の試合でも、高い位置でボールを奪い、ゴールに迫るチャンスをつくっています。待望のゴールを決められれば、鹿児島のホームゲームでは2017年の最終節でハットトリックを決めて以来の得点になります。

藤本選手

J2・J1の時は色々な代表選手がいた中で選手たちの言動を見てきた。それを還元できればなと思います。スタジアムやサポーターの雰囲気は、以前在籍した時と同じく抜群に良い。むしろパワーアップしているなと感じます。

移籍後初ゴールを皆楽しみにしていると思うと伝えると…

藤本選手

プレッシャーかけてますね?笑 でもそのプレッシャーに今まで僕は勝ってきたので、ゴールやアシスト、そういった結果で勝ち点3を取って、サポーターのみんなと乾杯したい。

そして、今シーズンは若手の勢いも攻撃的なサッカーを体現するための追い風になっています。 昨シーズンは開幕以降、メンバーを固定していましたが、今年はスターティングメンバーを前節から6人変更する試合もあるなど激しいメンバー争いの中で、若手もチャンスをつかんでいます。

大嶽監督

(若手の選手たちは)恐れずにプレーしてくれているのでチームとしても助かっている。チームを活性化させてくれている存在。

「鹿児島出身の若きストライカー」FW46 武星弥選手(18)

若手の中でも注目は18歳の武星弥選手です。 鹿児島ユナイテッドU-18から今年トップ昇格した鹿児島市出身の若きストライカー! 第7節の宮崎戦では、途中出場し見事Jリーグ初ゴール!鹿児島ユナイテッドFCのクラブ最年少ゴール記録を更新しました。(18歳6か月と1日)。

武選手

「ハードワークと(相手DFラインの)背後への抜け出しが自分の強み。県民のみなさんを盛り上げるというのが、生まれ育った自分が一番できることかなと思うので、自分のゴールやプレーで会場を盛り上げることができれば」

「強気のドリブル」FW18 福田望久斗選手(23)

そしてもう1人。左サイドハーフで3試合連続スタメンの福田望久斗選手です。一番の強みはドリブル。左サイドでボールを持つと自らゴール前へ切り込んでいったり、強気の駆け引きで相手を翻弄し、相手陣内の深い位置に食い込んでチャンスを演出したりと攻撃の幅が広い選手です。

福田選手

「小さいころから、ドリブルの仕掛けられる選手、ネイマール選手や今なら三苫選手を見てワクワクしていて、そういう選手は得点だったりアシストで結果を残せる選手なのでそういう選手に自分もなりたいと思います。三苫選手の試合はよく見ていて、間合いや仕掛け方はすごく勉強になっています。若手の役割はハードワークなので、走り勝てるようにという意識を持ってやっています」

次節、通算50万人動員達成なるか?

そして、別の視点での注目ポイントも! 現在、鹿児島ユナイテッドのJリーグホームゲームでの通算入場者数が49万5432人です。 つまり…、次節で4568人以上入場すると通算50万人を達成します!! 今シーズンここまでのホームゲーム平均は5530人!これは…いける!!いけるのでは!?今節はJリーグが開幕してから30周年の記念マッチ。この試合で50万人を達成出来たら…、感慨深いですよね…。 Jリーグに参入後の初戦は4452人が訪れました。そこから8年目のシーズンです。

相手のFC琉球は?

FC琉球は昨シーズンまではJ2に所属していましたが、降格して今年からJ3へ。1年でのJ2復帰を掲げています。ここまで3勝5敗1分けで13位と苦しいスタートになっていますが、元日本代表の金崎夢生選手や2014年にU21のブラジル代表に選出されたケルヴィン選手今季3得点の野田隆之介選手など、実績のある強力なFW陣を中心とした攻撃力は脅威です。右SBでプレーする柳貴博選手も札幌や福岡などJ1でのプレー経験が豊富で、ここまで柳選手のクロスからチャンスになる場面も多くなっています。右サイドが起点になった攻撃には要注意!

Jリーグ開幕から30年 大嶽監督にとってのJリーグ

そして、この試合はJリーグ30周年の記念マッチ。 1993年に開幕したJリーグですが、鹿児島ユナイテッドの大嶽直人監督は開幕した年の第2節から横浜フリューゲルスの選手として活躍しました。 初年度から現在までJリーグと共に歩んできた大嶽監督にとってJリーグとは?

「夢のカテゴリーだったので、夢をかなえる中で進化をし続けるというのが思いにあって、その中でやれている感謝があり、それが一つのステップアップにもなっている。選手としてもコーチとしても監督としても色々な方とつながって、その思いがJリーグというもので背負ってやっているんだなと感じるので、非常に自分にとっても常に成長できるところかなと思います」。

5月14日(日)vs. FC琉球はNHK鹿児島で生中継!

次節FC琉球戦はNHK鹿児島で中継します。
5月14日(日)午後1時28分~ 鹿児島県内向け 総合テレビ 

解説は 鹿児島実業を卒業後、横浜F・マリノスに入団。3度のリーグ優勝に貢献するなど活躍した桜島出身の遠藤彰弘さんです!

  • 黒田 賢

    NHK鹿児島放送局 アナウンサー

    黒田 賢

    2021年入局。ニュース、スポーツ実況などを担当。
    大学時代は競走部。箱根駅伝で給水ランナーを務める。山形県出身。
    映画とK-POPを愛する24歳。

ページトップに戻る