北斗市出身新人ファイターズガール公式戦デビューに密着！

ダンスパフォーマンスで球場を鮮やかに盛り上げるファイターズガール。ことしから新たに１２人のメンバーが加わりました。このうちの１人、北斗市出身の長谷川陽花さん。「最高の笑顔を届けたい」と挑んだホーム開幕戦に密着しました。

喜びを共有したい

今シーズンからファイターズガールに新たに加わった北斗市出身の長谷川陽花さんです。

去年１２月に行われた新メンバーオーディションで倍率およそ２４倍の狭き門をくぐり抜け、見事合格しました。

「正直受かると思っていなくて、自分の名前が呼ばれたときは、とてもびっくりしました。たぶん声が返事する時に裏返っていたくらい、信じられない気持ちでした」

ファイターズガールを目指したきっかけは、高校生の時に外国人観光客に函館の街を案内するボランティア活動をしたことでした。
この経験を通じ、長谷川さんは楽しいことやうれしいことを共有することにやりがいを感じるようになったといいます。

札幌の大学に進学した後もゼミ活動で観光に関する取り組みをしていましたが、「地域の魅力を広く伝えられない」と個人での活動に限界があることを感じました。

そんな時、「きつねダンス」で日本中を盛り上げたファイターズガールなら、北海道のさまざま魅力や自分の感情を広く共有できるのではないかと思い、オーディションを受ける決断をしました。

長谷川さんは幼いころにバトントワリングをしていたほか、高校時代にはダンス同好会に所属していましたが、本格的にダンスに取り組んだことはありません。加入当初、ほかのメンバーの高いダンスのレベルについて行けないと焦りを感じていました。

しかし、「伸びしろがたくさんある」とプラスに捉え、毎晩自宅で欠かさず練習に励みました。また、レッスンが行われるスタジオから自宅まで電車を使わず徒歩で帰り、体力の向上にも取り組みました。

ホーム開幕戦を直前に控えたこの日、おなじみの「きつねダンス」や「ジンギスカンダンス」の振り付けの確認を行っていました。

そんななか特に気合いを入れて練習していたのは、今シーズンから取り入れられる「新ダンス」です。

グーの手を作ったり、体をクネクネさせながら、アップテンポな曲に合わせて踊る「新ダンス」。長谷川さんは、グーにした両手を顔に近づける「決めポーズ」で、表情を自分なりに表現することで、ファンを楽しませたいと考えています。

「キャッチーなダンスで、会場の皆さんと一緒に踊れるような楽しいダンスになっています。この『決めポーズ』を、３階席のファンに届けられるくらいの全力の笑顔で踊りたいです」

迎えたホーム開幕戦。３万人を超える大勢の観客がエスコンフィールド北海道に来場しました。

４回表終了後、ついに「新ダンス」の初お披露目です。初めて見るパフォーマンスに、エスコンもどよめきます。
そんな中、決めポーズで長谷川さんが見せた表情は。

最高の笑顔を届けることができました。

「楽しかったです！表情も約束したとおり出来たと思います」

長谷川さんは現在、大学4年生。通常は就職活動をしている時期ですが、この１年間はファイターズガールの活動にすべてをささげると決めました。ファイターズガールの活動を通じて得られるかけがえのない経験が、この先の人生でも必ず生きると考えているからです。

また長谷川さんには、ある目標があります。それは道南のイベントに参加し、パフォーマンスを通じて、地元の人々に「楽しさ」を伝えることです。

「まずこの１年しっかりファイターズガールとしての活動を全うして、ファイターズガールの一員として自分自身も成長していきたいなと思います。あとは地元函館・北斗市の人が私の活動を見て元気をもらってくれたらなと思います」

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