八雲町の最先端の酪農技術!
- 2023年6月16日
八雲町は、“北海道近代酪農発祥の地”と言われ、古くから酪農が盛んな町です。 そんな八雲町では、最先端の技術を使った酪農が行われています。
“北海道近代酪農発祥の地”八雲町
現在57戸の酪農家さんがいる八雲町。
なぜ“近代酪農発祥の地”と言われているのでしょうか?
大正9年(1920年)、八雲町には畜牛組合が組織されました。
そのとき、ヨーロッパに学んだ牛と農業を組み合わせた酪農が発展。それが評判になり様々なところから視察が来ていたことから発祥の地と呼ばれるようになりました。
100年以上前から八雲町は酪農が盛んな町だったんですね!
伝え隊は地域おこし協力隊の藤谷さん
今回、八雲町の酪農について教えてくれるのは、地域おこし協力隊の藤谷周平さんです。
そして、牧場の取材に協力をしてくれたのは、牧場スタッフの有馬睦人さんです。
お二人、ありがとうございます!
さっそく牧場の中の様子を見せていただきます!
1頭1頭すくすく育てる環境を
今回訪ねた牧場には、910頭の牛が飼育されています。その中で搾乳をするのは450頭です。毛並みを整えたり、子牛にミルクを与えたりと、手作業で世話をしています。
1000頭近い数の牛を1頭1頭すくすくと健康に育てるよう環境を整えています。
機械を使って最先端の酪農!
こちらの牧場では、機械も取り入れて運営しています。
牛の体調をパソコンで管理することで、エサをきちんと食べているかなどを確認し、健康に問題がないかをチェックしています。
また、搾乳も機械で行います。乳房の位置を自動で検知し、搾乳まで全て自動!
こうすることで多くの人手に頼らず、安定した量を消費者に届けることができているそうです。
完全に機械で搾乳をしているとは驚きでした!
飲むだけじゃない!加工品も!
八雲町では、牛乳を使った加工品も販売されています。
それぞれの牧場などで作った様々な種類のチーズはどれもおいしい!八雲町でのびのびと育った牛のミルクは、加工品も優しい味になるんだとか^^
また、お菓子などにも八雲町の牛乳が使われています。
こちらの写真の加工品は「八雲町情報交流物産館 丘の駅」で購入できます。
これからの酪農業を支える取り組みも!
今回伺った牧場では、道南で初めての研修制度を取り入れています。住宅施設が用意され、住み込みで研修を受けた後、町で離農した人から牧場を譲り受けるまでサポートしています。
藤谷さんは、「八雲町は、これから酪農家を目指す人たちも応援しています!
」と話していました!
これから酪農を始めたい!という人たちにも手厚いサポートがあると安心ですね!
八雲町の牛乳、見かけた際はぜひ手に取ってみてください!
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