ページの本文へ

NHK北海道WEB

  1. NHK北海道
  2. NHK北海道WEB
  3. いぶりDAYひだか
  4. 旧様似駅から地元を元気に!

旧様似駅から地元を元気に!

  • 2022年12月8日

こんにちは!「ほっとニュース道央いぶりDAYひだか」胆振・日高担当リポーターの内部明日香です。ついに12月になりましたね。札幌では雪も積もって本格的な冬の到来を感じます。去年の冬は洞爺湖を訪れた時、イルミネーションに夢中になるあまり滑って転んでしまったのですが、ことしの冬はより慎重に、“転倒0回”を目指したいと思います(>_<)みなさんもお気を付けくださいね。

さて、今回の「ななまるMAP」では日高の様似町を訪ねました。JR日高線の一部区間が廃止され、列車が止まらなくなってしまった旧様似駅。そこを拠点に町を盛り上げたいと頑張る方々にお会いしていきました。
お会いしたのは「まんまの会」のみなさんです。

メンバーは全員で7人。
様似高校の同級生6人で5年前に結成し2年前に1人が加わりました。
徐々に寂しくなる様似町を元気にしたいと、さまざまな活動をしています。
そのひとつが旧駅舎の飾りつけ。

いまの時期はやっぱりクリスマス、キラキラとした飾りつけです。
そしてことし9月からは2週間に1回、旧様似駅で総菜の販売も行っています。
総菜はメンバーの手作りです。

取材に伺った日に売っていたのはタコのおこわと煮込みハンバーグ。
どちらも地元産の食材がたくさん使われています。

家庭で食べるような味にこだわっているということで、わたしもタコのおこわをいただきましたが、やさしい味わいながらもショウガの風味がきいていて本当においしかったです。

ちなみに「まんまの会」というグループの名の由来は「ごはん」の赤ちゃん言葉、「まんま」です。もともとは様似の家庭料理の味を子どもや孫の世代に残していくため、そのおいしさを広めたいとの思いから結成したからです。
代表の前田寿子さんにどのような思いで活動しているのか伺いました。

まんまの会代表・前田寿子さん
「5年前から地元のおふくろの味を次の世代に伝えたいということでレシピづくりをしてきました。はじめはレシピだけをつくって調理はほかのところにしてもらっていましたが、ことしの6月に保健所の許可をとり、実際につくって皆さんに食べてもらえるようになりました。いまはコンビニやスーパーで簡単に総菜が手に入りますが、私たちは家庭の味を思い出すような懐かしい優しい味わいを目指しています。また旧駅舎を季節ごとに飾りつけしたりイベントを開催したりして私たちにできる範囲で町を元気にしたいと活動しています」

地元を元気にしたいと思う方は多いと思いますが、それを行動に移せる人はなかなか多くはないですよね。「まんまの会」の皆さんはすごくエネルギーがあり、総菜の味だけでなくその元気に引き寄せられて何度もいらっしゃる方も多いんだろうなと感じました。
“様似のために”という思いはもちろんですが、それだけでなく“自分たちが楽しいからやっている”“みんなで一緒に楽しく年をとっていきたい”とも話してくれました。皆さん、とても笑顔が印象的で、楽しんでやることがどれだけ大切か、改めて教えていただきました。そして何年たっても変わらない同級生の絆も本当に素敵だなと感じました。「まんまの会」の皆さんに出会える、そして様似の家庭の味を楽しめる総菜の定期販売。次回は12月9日(金)です!

私が前回取材を担当した、のぼりべつクマ牧場の飼育の工夫についての記事も併せてご覧ください♪知らなかった工夫がたくさんありました!
クマのストレスを減らせ!

ページトップに戻る