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【詳報】北海道知事選挙 現職の鈴木氏が再選 169万票余で圧勝

  • 2023年4月10日

今回行われた知事選挙の中で唯一、与野党が全面的に対決する構図となった北海道知事選挙。自民党、公明党、新党大地が推薦した現職の鈴木直道氏が野党側が支援した元衆議院議員の池田真紀氏らを抑えて2回目の当選を果たしました。(知事選挙取材班)

北海道知事選挙の開票結果です。
▼鈴木直道(無所属・現)当選、169万2436票。
▼池田真紀(無所属・新)、47万9678票。
▼門別芳夫(無所属・新)、4万579票。
▼三原大輔(無所属・新)、2万4978票。

自民党、公明党、新党大地が推薦した現職の鈴木氏が、立憲民主党が推薦し、共産党、国民民主党道連、社民党、市民ネットワーク北海道が支持した元衆議院議員の池田氏らを抑えて2回目の当選を果たしました。

鈴木氏は埼玉県出身の42歳。
東京都の職員や夕張市の市長を経て4年前の選挙で初当選しました。
今回の北海道知事選挙は、全国で唯一、与野党が全面的に対決する構図となりました。
選挙戦で、鈴木氏は新型コロナへの対応など4年間の実績を強調し、道政の継続を訴えるとともに、企業の本社機能の移転や先端産業の誘致で新たな人材を呼び込み北海道経済を成長させるとアピールしました。

そして、推薦を受けた自民党、公明党の支持層を固めたほか、無党派層からも幅広い支持を集めて2回目の当選を果たしました。
一方、北海道知事選挙の投票率は51.70%と、これまでで最も低かった前回・4年前の選挙を6.64ポイント下回り、過去最低となりました。


鈴木氏「北海道の価値押し上げる」

鈴木直道氏は「長引く新型コロナや物価高の影響から、道民の皆さんの暮らしを守っていく。エネルギーやデジタル、それに食の分野などで北海道の価値を押し上げて、道民の皆さんの信任にこたえられるように一日一日、北海道を前へと進めていく」と述べました。

また、NHKの開票速報番組でインタビューに応じ、新型コロナウイルスに対するこれまでの対応について、「暮らしへの影響が大きくなっている。道民の皆さんに道の対応の必要性や考え方について情報を発信してきた。これからも道民のみなさんの声をもらいながら、道民と同じ目線になってしっかりと考え、行動していきたい」と述べました。
子育て支援策などについては、「経済的な負担の軽減が大切で、結婚、妊娠、出産、子育て、教育について一貫したサポート体制でやっていかなければならない。『子ども応援社会』の実現を掲げてやってきたので、新たな体制で道としても支援を強化していきたい。あらゆる施策を総動員して少子化対策、子育て支援に取り組んでいく」と話していました。
また、酪農への支援策については、「国の臨時交付金などの財源を活用しながら、厳しい状況に対する支援を検討していく必要がある。国の施策と連動しながらしっかりと支える政策を進めていきたい」と述べました。


池田氏「力不足で申し訳ない」

池田真紀氏は「厳しい結果を受け止めたい。応援いただいた皆さまには、力不足で申し訳ない。ただ、いただいた多くの声は切なる声だったと思う。その声を北海道の地方自治につないでいけるよう取り組みたい」と述べました。


鈴木氏の勝因 池田氏の敗因は

鈴木氏は、NHKの出口調査の結果をみますと、推薦を受けた自民・公明両党の支持層を固めたほか、無党派層からも支持を集め、さらに池田氏を推薦する立憲民主党の支持層の一部も取り込むなど幅広い支持を集めたことが勝因とみられます。

一方、池田氏は、NHKの出口調査の結果を見ますと、無党派層に支持を広げることができませんでした。また、推薦を受ける立憲民主党の支持層の一部が鈴木氏に流れました。

立憲民主党と国民民主党の道連は去年11月、支援団体との間で「4者協議」の初会合を開き、支援する候補の擁立に向けた作業を加速させる方針を確認しました。しかし、候補者選びが難航し、池田氏が立候補を表明したのはことし2月でした。
前回・4年前に続き、与野党が全面的に対決する構図をつくり、「あたたかい道政」を掲げ、子育て支援や福祉の充実を訴えましたが及びませんでした。

 

開票所別の詳しい結果はコチラです👇

前回・2019年(平成31年)選挙までの戦いは👇

北海道知事選挙 戦いの歴史 与野党対決の系譜

出口調査を詳しく分析すると👇

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